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松本山雅が新体制発表会 悔しさを胸に、優勝、昇格目指し「ツヨクナル」

今シーズンのスローガン「One Soul ツヨクナル」。「ル」の右側は雷鳥の形に

今シーズンのスローガン「One Soul ツヨクナル」。「ル」の右側は雷鳥の形に

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 松本山雅FCが1月8日、まつもと市民芸術館(松本市深志3)でシーズン新体制発表会を開き、霜田正浩監督やコーチ陣と選手が約1800人のサポーターを前に意気込みを語った。

緑に染まる会場の様子

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 進行は松商学園高校とエクセラン高校の放送部が務めた。今シーズンのスローガンは、勝負強さや組織の結束力、地域とのつながりなどこれまで積み上げてきた強さを進化させ、成長する意思を込めた「One Soul ツヨクナル」。松本蟻ケ崎高校書道部が、神田文之社長、マスコットキャラクター・ガンズくん、サポーター代表と共にパフォーマンスを披露し書き上げた。

 選手・スタッフ紹介では、中山太鼓連が力強い太鼓を響かせる中、一人ずつ登壇。背番号も合わせて発表された。2シーズン空いていた「10」を菊井悠介選手が付けることが知らされると、会場からはどよめきと拍手が起こった。

 9位に終わった昨シーズンを振り返り、常田克人選手は「悔しさを優勝という結果で示したい」、村山智彦選手は「(サポーターには)悲しい思いをさせてしまっている。昇格だけを考えて戦う」と意気込みを口にした。新加入の選手は大きな声援に「ファン、サポーターが熱く、(対戦時には)圧を感じていた。皆さんを背に戦えることをうれしく思う」(大内一生選手)、「応援に心が震えた。スタジアムでも後押しを」(馬渡和彰選手)と呼びかけた。

 質問コーナーでは、サポーターが壇上で直接選手に問いかけた。「試合に負けて落ち込んだ時にどうやって立ち直るか」と聞かれた藤谷壮選手は「とりあえずいっぱい食べて寝る」と回答。「メンタルが強そう」と急きょアドバイスを求められた浅川隼人選手は「(自分は)落ち込むことはあまりない。ちょっとでも良かったことを思い出して、そちらに目を向けるとポジティブになれる」と応じた。

 最後に霜田監督は「心強い、勝てるメンバーがそろった。皆さんの期待に応えるためには強い心が必要。目の前の試合に集中して勝ち点を積み上げる」とあいさつ。新ユニホームのコンセプトにもなっている、胸元にあしらった雷鳥に合わせ、「雷鳥を身にまとい、強い覚悟で頂を目指したい」と締めくくった。

 チームは9日に始動し、15日からキャンプに入る。開幕戦はアウェーでテゲバジャーロ宮崎と対戦する。

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