国宝松本城をはじめ、市内中心市街地を光で彩る「松本市イルミネーション2023~2024」が現在、開催されている。
3年目となるイルミネーション企画。国宝松本城では初となるプロジェクションマッピングを実施。メイン9分、サブ3分という計12分間の映像を繰り返し上映する。デジタルアートを投影し、光と音で幻想的な空間を演出。現在は「時代を駆ける歴史絵巻」と題して、初代城主・石川数正が参戦した長篠の戦いが描かれたびょうぶ絵や、色鮮やかな花々、水面を跳ねるコイなどが映し出される。
歴史と文化をテーマにした演出は3種類あり、第2期(来年1月8日~26日)は「雪や氷、星のきらめき」、第3期(1月27日~2月14日)は「春の訪れ、花鳥風月」を予定する。市観光プロモーション課の辻本雄汰さんは「今年はプロジェクションマッピングで、お城の形に合わせたより立体的な演出になった。松本城の特徴ともいえる水鏡も意識し、工夫されている」と話す。
12月16日にはオープニングセレモニーが行われ、公募した市民らがカウントダウンに合わせて点灯した。「普段もいいが、こういう特別な松本城もいいという声もあった。この時期だけの松本城を楽しんでもらえれば」と辻本さん。
期間中は、松本城公園、大名町通り、千歳橋など中心市街地でもイルミネーションを点灯。松本城大手門枡形(ますがた)跡広場では「トワイライトスクエア」(~12月25日)と題して毎週末、イベントも行う。来年1月26~28日には恒例の「国宝松本城氷彫フェスティバル」も開催する。
開催時間は、松本城=18時~21時、市街地イルミネーション=16時30分~22時。来年2月14日まで。