コーヒー店「TIPSY COFFEE PLACE(ティプシーコーヒープレイス)」(松本市大手4)が松本・縄手通りの東端に11月28日、オープンした。
店舗面積は約6坪。席数はカウンターとテーブル合わせて9席を設ける。以前カフェだった店舗を、店主の銘形周子さんが床をタイルにしたり、壁を塗り直したりと改装。店内から女鳥羽川を眺めることができ、天気のいい日には外にテーブルや椅子、ベンチを置く。
コーヒーは、1杯ずつハンドドリップで提供。朝日村にある焙煎(ばいせん)所「Samson Coffee Beans(サムソンコーヒービーンズ)」から仕入れた豆を使う。オリジナルの「ティプシーブレンド」(550円)は、「優しくてほっとする味」と銘形さん。ほか、「スマトラ島 マンデリン」(550円)、「エル・インヘルト農園 トラディショナル」(650円)など5種類。選びやすいよう、味の特徴をメニューに載せる。
紅茶は、ダージリン(550円)やアッサム(600円)など4種類を用意。「エルダーフラワーソーダ」(450円)やココア(600円)のほか、手作りの「お豆腐ティラミス」(500円)もある。
銘形さんは松本市出身。両親が自営業を営んでいたことから、店の経営をしたいと考えるようになった。都内の飲食店で働いていたが、新型コロナを機にUターン。今年6月、知り合いに勧められて同焙煎所を訪れ、コーヒーのおいしさや製法の奥深さを知ったという。「今ではここ以外のコーヒーは飲めないと思うほど」と笑顔を見せる。
出店を決めたのは8月。「焙煎所のオーナーから、店主が亡くなって閉店する予定だったこの店を紹介された」と銘形さん。店名は英語で「ほろ酔い」という意味で、いい気分になってほしいという思いから付けた。「コーヒー好きはもちろん、苦手な人にも味わってほしい」とも。
営業時間は10時~18時。木曜定休。