松本青年会議所(JC)が、松本市内と青森県弘前市でフィールドワーク「子どもたちの冒険事業 ぼくらのまちとあのまちを探求しよう!」を9月下旬から10月にかけて行う。現在、参加者を募集している。
対象は、松本市内の小学校に通う6年生。9月23日に松本城や上高地など市内で、10月13日~15日に白神山地や弘前城など青森県弘前市でフィールドワークを行う。4日間で得た気付きや学びは、10月下旬にレポートを作成して発表する。プログラムにかかる交通費・宿泊費は無料。定員は8人。
同JC教育委員会委員長の栗林輝一さんは「スマホやタブレットなどで得られる情報が全てではない。実際に見聞きし、体験する中で気付くこと、発見できることがある」と話す。昨秋に企画を立ち上げ、同JCと交流があり、リンゴや城、自然という共通点を持つ弘前市を選んだ。「自分が暮らす松本と比較することで、新たな視点から、町の可能性、そして自分の可能性も考えるきっかけになれば」とも。
募集は、選考のためのテーマなどを設けず、これまで経験したことの有無についてアンケートに答えることで申し込める。「自分が子どもの頃は世界が狭く、何かができるとか、可能性といったことを考えたこともなかった」と栗林さん。自身の経験を振り返り、これまで校外での学びの場を体験したことがないような児童など、より幅広い層が気軽に参加できるように工夫したという。「どんな環境にいても、『考える』ことはできる。そこから未来が変わるということを体感できるような機会をつくりたい」と意気込む。
締め切りは9月8日。申し込みはウェブで受け付ける。