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まつもと市民芸術館で「チャオ!バンビーニ」 舞台に登場する小道具作りも

ワークショップ「作品の1シーンをつくろう!」の様子

ワークショップ「作品の1シーンをつくろう!」の様子

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 親子で楽しめるイベント「チャオ!バンビーニ」が8月19日・20日、26日・27日にまつもと市民芸術館(松本市深志3)で行われる。

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 同イベントは、劇場の楽しさを親子で体験してもらおうと2014(平成26)年から毎年開催。今年は、19日・20日に俳優の白石加代子さんが主演する「さいごの1つ前」、26日・27日にバレエの名作「くるみ割り人形」を基にした「くるみ割り人形外伝」を上演する。

 2日には、「芸術館レクチャーシリーズ」として、「絵本で読み解く『くるみ割り人形』」と題した読み聞かせと、ワークショップ「作品の1シーンをつくろう!」を行った。ワークショップには、市内の小学3年生~6年生、9人が参加。講師は同作品の作・演出を手がける松井周さんと、美術・衣装を担当する長峰麻貴さんが務めた。

 まず、鬼ごっこでウオーミングアップを行った後、講師の2人が天国や地獄と聞いてどんなイメージをするかを聞き、ホワイトボードに書き出した。天国には、神様、天使、雲、白、丸、ピアノやバイオリンなど、地獄には、火、血の池、悲鳴、黒、トゲトゲ、大太鼓やシンバルなど、色や形、音といったさまざまな印象が上がった。それを基に、今度は実際に動いてシーンを作り出す。子ども同士が協力して、互いにアドバイスしながらポーズを取った。

 その後、実際の舞台で使う「楽しい地獄」「楽しくない天国」の絵を皆で創作。色画用紙やセロファン、紙テープ、マジックなどを用いて、思い思いに描いた。

 同館では上演作品をより楽しむため、事前に学びの場を設ける「レクチャーシリーズ」を開催している。同館担当者は「ちょうど夏休みなので、子どもたちに参加してもらいたいと企画した。もちろんレクチャーなしでも楽しめるので、両公演へも気軽に足を運んでもらえれば」と話す。

 「さいごの1つ前」は19日14時、20日13時開演。「くるみ割り人形外伝」は両日14時開演。いずれも料金は一般=3,500円、U25=1,000円。同館チケットセンター(TEL 0263-33-2200)で取り扱う。

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