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安曇野にアウトドア店「YAU」 自然と街をつなぐ場、プロダクト開発も視野に

「YOKA」「IKIKI」「埜(の)となれ山となれ」などガレージブランドを中心に扱う

「YOKA」「IKIKI」「埜(の)となれ山となれ」などガレージブランドを中心に扱う

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 アウトドア用品店「YAU(ヤウ)」(安曇野市穂高有明、TEL 0263-74-5532)が安曇野くぬぎの森ガーデンキャンプ場近くに6月14日、オープンした。

広々としたデッキスペースにはテントやハンモックも

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 店舗面積は約15坪。建物は開口部を大きく取り、テントなどを展示するデッキスペースも広く設けた。店内にはオブジェとしてサクラの古木を置き、中2階のフリースペースには一枚板のカウンターも。経営する「PIEDMONT(ピエドモント)」(同)の大里信彦社長は「コンセプトは『遊んで学べる森の中のアウトドア用品店』。使う場面をイメージしながら商品を選んでもらえるように工夫した」と話す。

 国内外のガレージブランドをメインに、テントやランタン、椅子やテーブル、寝袋、調理器具や調味料のほか、登山用品も扱う。「Yet Another Utility(もう一つ役に立つもの)」の頭文字を取った店名の通り、アウトドア以外でも使えるものをセレクト。「自然と街の間に立つような感覚を意識している。日常で使えるものや、自然保護に寄与できるものを紹介したい」とも。

 大里さんは、都内の米の卸会社で営業として10年勤務。大学でプロダクトデザインを学んだ経験を生かして起業したいと考え、検討を始めた。山梨県や、県内でも諏訪、塩尻などいくつか候補地を見る中で、昨年2月、安曇野への移住を決めた。店を構えるにあたり、「物を売るだけにはしたくない」と、「伊那谷フォレストカレッジ」や「山暮らしkikori塾」に参加。安曇野市の里山再生計画「さとぷろ。」にも登録し、山や森をフィールドに知見を深めている。

 現在は週末を中心に、コーヒーやパンの出張販売や、ソーセージを腸詰めするワークショップなどを開催。今後は、自然体験や保全活動のイベントや、プロダクト開発も視野に入れる。「今、自然の中で起きていることを知り、何ができるのかを考えたい。自然を消費するのではなく、寄り添う意識を持てるように、活動の場を広げていきたい」と意気込む。

 営業時間は10時~19時(土曜・日曜・祝日は7時から)。木曜、第2・4水曜定休。

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