ベーグルとミートパイの店「Nuzzle(ナズル)」が松本・日の出町のレコード店「MARKING RECORDS(マーキングレコーズ)」(松本市中央3)内に6月4日、オープンした。
週2日、間借りして販売を行う。ベーグルは1日7、8種類を提供。「プレーン」(180円)や西京みそを使った「白味噌(みそ)くるみ」(220円)、季節限定の「よもぎ」、自家製の粒あんを入れた「酒粕(かす)あんこ」(以上、230円)など。シュガーグレーズでコーティングした「ベーグルドーナツ」(200円)もある。基本の材料は小麦、塩、砂糖、イーストのみ。店主の中村沙織さんは「歯応えがあるのでかめばかむほど具材の香りや味をしっかり楽しめる」と話す。ほかにザクザクとした食感の生地でナッツをのせた「自家製ミートパイ」(400円)も。
バンド「TANGINGUGUN(タンギンググン)」のボーカル・ベーシストとして市内を中心に活動している中村さん。パン製造の仕事を8年間していた経験から音楽関係の集まりで手作りのパンを振る舞っていたという。友人から「店をやってみたらどうか」と提案され、開業を考え始めた。今年2月に「MARKING RECORDS」店主の前田理子さんに声をかけてもらい、挑戦することに決めた。中村さんは「パンの中でもベーグルが一番好きで、いろいろな人にもっと親しんでもらいたいと思った」と話す。
店名は英語で「動物が愛情表現として鼻をこすり付ける」「安心できる空間に身を置く」という意味。自身が犬を飼っていることから動物に関する単語を使ったという。今後はベーグルサンドの販売も行っていく予定。中村さんは「お昼ご飯に迷った時に選択肢の一つとして選んでもらえる店にしたい。たくさんの商品アイデアがあるのでお客さんを楽しませられるようなものを作っていきたい」と意気込む。
営業時間は金曜・土曜=13時~18時。