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松本みつばちプロジェクトと専門学生がコラボ 「城町はちみつ」発売へ

完成した「城町はちみつ」を持つ井上さん(左)とラベルデザインを手がけた久保田さん

完成した「城町はちみつ」を持つ井上さん(左)とラベルデザインを手がけた久保田さん

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 地域資源を活用して街の活性化を図る「松本みつばちプロジェクト(MMP)」と専門学校未来ビジネスカレッジ(松本市渚2)がコラボした「城町はちみつ」の販売が6月24日に始まる。

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 同プロジェクトは地域の資源を活用して街を活性化させることを目的に、百貨店を運営する「井上」(深志2)、蜂蜜専門店「信州蜂蜜本舗」(中央1)が連携し、2015(平成27)年にスタート。産学連携の取り組みの一環として同百貨店本店の屋上で採取した「城町はちみつ」のラベルデザインは同校が担当している。

 9回目となる今回は「Welcome to Matsumoto!」をテーマにクリエイトデザイン学科の2年生18人が制作に携わった。「井上」の井上博文副社長は「新型コロナウイルスが落ち着いてきて、国内外からの観光客が増加していることから、地域の魅力を感じてもらえるものにしたいと思い、このテーマにした」と話す。

 昨年12月に授業が始まり、井上さんからプロジェクトやテーマの話を聞き、瓶詰め商品や土産物のラベルをリサーチしながら制作。今年2月の完成後には同プロジェクトのメンバーが選考を行った。

 全26作品の中から採用されたのは久保田達彦さんのデザイン。花札をモチーフに、松本城、市花のレンゲツツジ、松本手まりをあしらった3種類を考案した。「外国からの観光客も意識して日本らしさも表現し、思わず手に取ってしまうようなラベルを目指した。選ばれたことを知った時にはすごく驚いたし、商品に使われることがうれしい」と久保田さん。井上さんは「レトロな雰囲気があり、松本らしさと日本的な文化も感じさせるデザインが面白いと思い選んだ」という。

 6月10日に今年初めての蜂蜜を採取し、その一部をコラボ商品として販売する。井上さんは「年や季節によって味や色が変わる。今年は上品で爽やかな味わいになった。多くの人に手に取ってもらえれば」と笑顔を見せる。

 150グラム入りで、価格は1,836円。限定120個。井上百貨店本店、信州蜂蜜本舗、和紙専門店「紙館 島勇」(大手2)、和のセレクトショップ「和来」(大手4)で販売する。

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