コーヒーショップ「RAULA(ラウラ)」(松本市蟻ケ崎2、TEL 050-3690-1509)が5月27日、松本・こまくさ道路沿いにオープンした。
2020年8月まで書店「本・中川」が営業していた建物の内部を2つに分けたうちの北側に、店主の眞嶋敬介さんが開業。南側は昨年7月、雑貨を扱う仕事をしている妻の玲子さんが、ビンテージショップ「REVONTULI(レヴォントゥリ)」をオープンした。建物は外壁を塗り、通り側に新たに窓を付けるなど改装し、入り口もそれぞれに設ける。店舗面積は合わせて約6坪。
店内は、白く塗った古木を一部残しつつ、敬介さんが塗装をはがしたり、床にオイルを塗ったりするなどして仕上げた。席数はカウンターとベンチで5席。
コーヒーは、東京・上北沢にある「タチアナ焙煎(ばいせん)所」の豆を使う。「大好きな店で、いろいろとコーヒーのことを教えてもらった」と敬介さん。コロンビアとインドネシアをブレンドしたオリジナルの「RAULAブレンド」で入れるホットコーヒー(500円)のほか、アイスコーヒー(550円)やカフェオレ(ホット550円、アイス600円)などを用意する。コーヒー以外に、リンゴジュースや梅ソーダ(以上500円)なども。月替わりで、県内外の店に声をかけて仕入れる焼き菓子も提供する。
もともと、「本・中川」の常連客だったという敬介さん。移転することを聞き、入居を決めた。当初、玲子さんが開業の準備をしていたが、コロナ禍で海外へ買い付けに行くことができなくなり延期に。その間に、敬介さんも店を構えたいという話になり、設計図を変更したという。昨年4月に仕事を辞め、店内を改装する傍ら、週末には「レヴォントゥリ」や安曇野のスコーン店「タケノスベイク」で出店を始めた。
ショップカードには「Coffee and More」という言葉を添える。「その時々、いろいろなものに合わせてコーヒーを楽しんでもらいたいという思いを込めた」と敬介さん。マツモトアートセンターや美鈴湖など、イベント出店も行いながら、今後はモーニング営業も行っていきたいという。「店内でゆっくりしたり、テイクアウトしたりと、さまざまな場面で使える店にしたい。通り沿いにあるので、ふらっと立ち寄ってもらえれば」とも。
営業時間は、土曜・日曜=8時~16時。平日の営業はインスタグラムで確認できる。