広島のお好み焼きや鉄板料理を提供する「広島お好み焼き 宮澤」(松本市中央2、TEL 0263-31-5695)が松本・中町通りに5月13日、オープンした。
場所は昨年12月に閉店した「食い飲み屋 BUN」の跡。店舗面積は約10坪で、席数はテーブルとカウンター合わせて36席。柱や梁(はり)はそのまま生かし、壁はクリーム色に塗り替え、和モダンな雰囲気に仕上げた。経営は市内で美容室「BELPA(ベルパ)」を運営する「ベルパーム」(大手2)。
お好み焼きは「肉玉」(1,100円)、「肉玉チーズ」「肉玉ねぎぶっかけ」(以上1,300円)、「肉玉肉ダブル」(1,350円)の4種類で具材を交ぜずに重ねて焼く。麺は細麺、中太麺、うどんから選べる。オーナーの高橋亮太朗さんは「広島でも麺を3種類から選べるのは珍しい」と話す。大葉や納豆、キムチなどのトッピング(200円~)も用意する。ほかに「山芋とろろ鉄板焼き」(880円)や「広島仕込み牛コウネすき焼き」(1,150円)、キノコと広島産のカキを使ったアヒージョ(1,250円)なども。
ランチはお好み焼き単品のほか、ハーフサイズのお好み焼きに、ご飯、みそ汁、サラダ、デザートが付くセット(1,100円)や日替わりの「鉄板焼き屋の肉ランチセット」(1,380円)がある。ドリンクはビールやハイボール、ワイン、日本酒など幅広く取りそろえ、瀬戸内海産レモンを使って作るレモネードやレモンスカッシュ(以上450円)、生レモンサワー(500円)も提供する。
同社では2020年から野菜作りの取り組みを行っている。その中で美容と食の相性の良さを知ったこと、広島で食べたお好み焼きのおいしさを広めたいと思ったことから、昨年8月に飲食事業部を立ち上げた。事業を始めるに当たり、高橋さんの同級生で、市内の飲食店で25年以上板前をしていた中藤大輔さんを誘ったという。中藤さんは料理人として勉強になると考えて誘いを引き受け、広島のお好み焼き店で修業。現在は店長を務め、現地の味を再現している。
物件は施工会社を通じて知り、場所が中町の真ん中であることから即決した。今後はイベントや展示の会場としても活用し、店や料理を通してつながりが生まれる場所にしていきたいという。高橋さんは「広島のお好み焼きは店によって全然違うので、うちの店で食べたものを軸に現地で食べ比べをしてほしい」と話す。
営業時間は、11時30分~14時30分、17時30分~22時30分。水曜定休。