「松本市美鈴湖もりの国オートキャンプ場」(松本市三才山、TEL 0263-46-9990)を運営する柳沢林業(岡田下岡田)が4月22日、美鈴湖でSUP(サップ)体験の提供を始めた。
「美鈴湖 MORI TO SUP」と銘打ち、レンタルサービスを行う。スタッフの大西賢典さんは「安全講習をして、こぎ方を教える。早ければ5分から10分、時間がかかっても30分くらいでできるようになる」と話す。立ってこぐだけではなく、椅子に座ったり、寝そべったり、子どもやペットと一緒に乗ることもできるという。
同社は、2021年4月から市の指定管理施設である同キャンプ場の運営を担っている。キャンプの際に一緒に楽しめるアクティビティーの一つとしてSUPを検討。スタッフは、カヤックでシドニー五輪に出場した松本市在住の安藤太郎さんに指導を受け、昨秋に体験会を開くなどして、準備を進めてきた。
SUPのほか、ロゲイニングや乗馬体験などのイベントも開催。周辺には遊歩道やサイクリングロードもあり、ハイキングやサイクリングもできる。同社経営管理部長の藤澤良太さんは「市街地から30分ほどの距離に、自然を堪能できる場所があることを発信していきたい」と話す。湖の西側には、2011(平成23)年まで「浅間温泉国際スケートセンター」が営業していたこともあり、「特に地元の方にとっては、スケートリンクの印象が強い。さまざまな楽しみ方を提案することで、グリーンシーズンのイメージも持ってもらえれば」とも。
ゴールデンウイークは、天候に恵まれた日を中心に、キャンプ場利用者や日帰り客も多く訪れたという。藤澤さんは「美鈴湖は波が穏やかなので初心者でも気軽に楽しめる。これからが良い時期なので、観光客にも地元の方にも遊びに来てほしい」と呼びかける。
営業時間は9時~15時(最終受け付け)。火曜・水曜定休(夏期以外)。料金は、大人=90分3,500円~(SUP、ライフジャケット、安全講習料など含む)。予約はウェブサイトで受け付ける。