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松本・桐に「the定食屋」 福島県出身の店主、「こだわりの芋煮汁味わって」

店主の八巻さん(左)、シェフの宮澤さん(中央)、スタッフの赤羽さん

店主の八巻さん(左)、シェフの宮澤さん(中央)、スタッフの赤羽さん

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 定食と居酒屋メニューを提供する「the定食屋」(松本市桐3、TEL 0263-87-3890)が松本・信州大学近くのプラザ信大南2階に3月13日、オープンした。

落ち着いた雰囲気の店内。奥にはベンチ席を設けた

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 以前企業が入っていた物件を改装。長い時間ゆっくりできる空間を目指して落ち着いた色の椅子とテーブルを置いた。店舗面積は約33坪、席数は40席。

 「早く安く、温かくておいしい」をコンセプトに、豚肉や鶏肉を使ったおかずをメインにした定食を16種類用意。ご飯(大盛り無料)、サラダ、漬物のほか、店主の八巻剛史さんの出身地、福島県の郷土料理「芋煮汁」が付く。牛肉としょうゆ、サトイモ、根菜類を入れて煮込み、さっぱりとした味わいに仕上げるという。昼限定の「昼定」(800円)や夜限定の「夜定」(900円)のほか、「焼肉定食」(850円)、「山賊焼き定食」(880円)なども。おかずはプラス300円で倍にできる。

 単品メニューは「映えハリケーンポテト」(480円)や福島県のご当地グルメ「円盤餃子(ギョーザ)」、塩を利かせて作るオリジナルのたれを使った「倍盛り唐揚げ」(以上900円)などを用意する。「超スピードメニュー」として日替わりの小鉢(110円~)も。ドリンクはビールやハイボール、ワイン、日本酒、焼酎など幅広く取りそろえる。

 八巻さんは東日本大震災後に松本市へ移住し、製造業に従事。もともと料理が好きで、よく友人を招いて手料理を振る舞っていたという。友人からの勧めや「学生に思いっ切り食べてもらいたい」という思いがあり、前職の同僚、宮澤裕美さんと開業を決意。昨年12月から準備を進めてきた。「物件は大学の近くでと決めていた。この場所でなければ店を開いていなかった」と八巻さん。

 オープン後は大学生の来店が中心で、「芋煮汁」を食べにくる人も多いという。階段を上がった入り口までのスペースには誰でもチラシを貼れるような掲示板スペースを設け、店内は今後イベントスペースとして使えるようにしていく予定。八巻さんは「お客さん一人一人との会話を大切にしている。みんなが友達感覚になれるような店にしていきたい」と意気込む。

 営業時間は、11時~14時30分、17時~24時。日曜定休。

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