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松本・深志にグリル&煮込み料理「グリとニル」 地下にぬくもりある空間を

カウンターは3種類の安曇野産木材を使用。テーブル席はカーテンで仕切って個室風にもできる

カウンターは3種類の安曇野産木材を使用。テーブル席はカーテンで仕切って個室風にもできる

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 グリル料理と煮込み料理をメインに提供する「召し屋 グリとニル」(松本市深志2、TEL 0263-31-6704)が井上百貨店本店近く、ピレネビル地下1階にオープンして1カ月が過ぎた。

入り口には「ぐりとぐら」の一節も

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 店舗面積は約30坪、席数はテーブル・カウンター合わせて35席。平林寿樹さんと妻の由美子さんが切り盛りする。「契約した時には何もなく、がらんとした状態だった」という物件を改装。「木のぬくもりを感じられる、落ち着いた空間にしたい」と天井は抜いて開放的にし、椅子、テーブル、カウンター、新たに作った入り口の壁などは木をふんだんに使った。

 炭火で焼くグリル料理は、「信州プレミアム牛 グリの厳選サーロイン」(4,125円)をはじめ、「信州吟醸豚 肩ロースステーキ」(1,023円)や「信州ハーブ鶏 もも肉のBBQ串」(528円)、「鮭(さけ)ハラス」(715円)、「玉ねぎのロースト」(429円)など、肉、魚介から野菜まで幅広く提供する。煮込み料理は、赤ワインと香味野菜で漬け込み、仕込みから3日かけて作る「牛ほほ肉の赤ワインシチュー」(2,728円)や、「ニルのお家のブイヤベース」(1,980円)、「ベジ子と明太子(めんたいこ)のアヒージョ」(979円)、「牛スジ&牛モツの信州みそ煮」(715円)など。

 ほかに刺し身やブッラータチーズ、パスタ、炭火焼きおにぎりなど、和洋問わないメニュー構成。デザートも手作りで、「自慢のバスクチーズケーキ」(803円)や「日本酒ティラミス」(748円)、「昭和喫茶のプリン」(638円)などを用意する。

 アルコールはビール、ワイン、焼酎、日本酒、カクテル、酎ハイと豊富に展開。寿樹さんはウイスキー、由美子さんはジンが好きということもあり、特に力を入れているという。

 松本駅前の飲食店に勤めていた2人。コロナ以前から考えていた「自分たちの店を持ちたい」という夢の実現に向けて、「ご飯もお酒もゆっくり楽しめるように」と物件を探し、駅前から少し離れた場所を選んだ。

 ロゴにあるトランプの4つのマークは、春夏秋冬を表しているといい、由美子さんが手描きする「グリニルだより」でも、旬のお薦めを紹介。入り口には店名と共に「このよでいちばんすきなのは おりょうりすること たべること」という絵本「ぐりとぐら」の一節を掲げた。寿樹さんは「2人の思いが詰まった店。ご飯を食べたいときも、お酒を飲みたいときも、時間を気にせず過ごせる場所にしていきたい」と意気込む。

 営業時間は17時~24時。月曜定休。

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