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塩尻・大門商店街に「表札とクラフト&古道具の店」 雑貨や食器、作家の作品も

店主の吉江さんが手がける「家印」の表札や雑貨など、さまざまなアイテムを並べる店内

店主の吉江さんが手がける「家印」の表札や雑貨など、さまざまなアイテムを並べる店内

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 表札や雑貨をメインに販売するセレクトショップ「表札とクラフト&古道具の店」(TEL 090-8006-3723)が、塩尻・大門商店街の「ミミー商店」(塩尻市大門三番町)内に1月13日、オープンした。

店内の様子

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 店内は、古材の家具やレトロ雑貨を置くなど、古い物を生かした懐かしい雰囲気。店主の吉江大紀さんが手がける「家印(いえじるし)」の表札は、サンプルとしてさまざまなタイプのものをディスプレー。店の奥に構えるアトリエで制作しており、「素材の持つ魅力を感じてもらいたい」と古材や金属を使ったシンプルなデザインにしている。吉江さんは「長い年月で質感が変わる素材。味わいを楽しんでほしい」と話す。

 同市奈良井宿の古物商「hito.to(ひとと)」から卸したアンティーク食器は、ベトナムやカナダの物で、陶器のマグカップやガラスの皿などを並べる。ほか、市近郊で活動する作家らが作るニット帽やキャンドル、アクセサリー、レザーのキーボルダーなどのクラフト作品も置く。

 吉江さんは、2017(平成29)年に「家印」を立ち上げた。当初、市内の自宅で制作とオンライン販売を行っていたが「商人と訪れる人が交流できる場を作りたい」と、実店舗を持つことを決意。以前からレトロな店構えを気に入っていたという「ミミー洋裁店」が空き店舗になったことを知り、交渉。2020年11月に「ミミー商店」をオープンした。アトリエのほか、出店者を招くイベントスペースとワークショップなどを開けるシェアスペースを用意。ハンドメード作家を集めたワークショップや、飲食店や古着屋が出店するマーケットなど、2年間で約60回の催しを開いた。

 イベントの企画と本業の看板制作との掛け持ちが難しくなったため、イベント開催とシェアスペースの利用を休止。イベントスペースとして使っていた場所で店を始めることにした。「この辺りはまだ服屋やカフェが少ない。もっと楽しい店があればと考えていた」と吉江さん。仕事をする中でつながりのできた作家の作品をそろえたり、表札の販売により力を入れるため「家印」のスペースを作ったりと、準備を進めてきた。「店の状況を見ながら、いずれイベントも再開できれば。商店街と一緒に地域を盛り上げていきたい」とも。

 営業時間は水曜・金曜・土曜=11時~17時。

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