昼はパスタをメインに、夜は居酒屋として営業する「松明(たいまつ)」(松本市浅間温泉1、TEL 0263-46-0635)が松本・浅間温泉にオープンして1カ月が過ぎた。
以前「マルイ豆腐店」があった建物の2階。昨年11月末まで営業していた居酒屋の後を居抜きで使う。席数はテーブル、カウンター合わせて26席。
昼はパスタをメインに提供する。鉄板に薄焼き卵を敷いた「鉄板ナポリタン」(800円)をはじめ、「ミートソース」「カルボナーラ」(以上900円)など7種類で、いずれもサラダとスープが付く。
夜は、仕入れた食材によって用意するメニューが中心。定番の「山賊焼き」(700円)はモモ肉または胸肉で作る。ほかに、ポテトフライ(500円)、唐揚げ(600円)、豚の角煮(800円)や、「長いもの千切り」「コーンバター」など300円のメニューもある。店主の藤井智子さんは「その時々で、お酒に合うものを考えている。今は沼津港直送の干物もお薦め」と話す。
これまでさまざまな飲食店に勤めてきた藤井さん。自宅でナポリタンを作っていた時に使った太麺が「自分が思う『理想的なナポリタン』にぴったりで、これをいつかメニューとして出したい、皆に食べてもらいたいと考えるようになった」。前店を営んでいた知人から「よかったら、この場所で店を出してみない?」と声をかけられ、開業を決意した。「浅間温泉の明かりを消さないように、できることをやってみようと思った」と振り返る。
店名は、毎年秋に行われる「松明祭り」と、「温泉街に光をともして明るくしたい」という思いを込めたという。「地元の人が足を運んでくれるのでうれしい。いろいろな人がふらりと立ち寄れる店にしていければ」とも。
営業時間は11時~23時。日曜・祝日定休。