松本平を駆け抜けるフルマラソン大会「松本マラソン2022」が11月13日、行われた。
市総合体育館前をスタートし、信州スカイパークやまびこドームをゴールとする42.195キロ。松本城から千歳橋、本町通り、中町通りと市街地を抜けて一部塩尻市を通り、アルウィンや信州まつもと空港付近を走る。開催は3年ぶりで、全国各地から4710人が出場した。
8時15分、大会公式サポーターのスピードスケート五輪金メダリスト・小平奈緒さんが号砲を鳴らした。「頑張ってください」「ゴールで待っています」と全員がスタートまで声をかけ続ける小平さんに手を振って応じたり、スマホで写真を撮ったりするランナーの姿も見られた。
城下町の雰囲気を感じられる前半は、国宝松本城を約1周して、本町通り~中町通りへ向かう。後半は、美ケ原など紅葉する山々と市街地の眺望を見ながら、高低差のある山あいを抜ける「岳都松本」らしいコース。沿道では、旗を振る人や松本城古城太鼓の演奏などがランナーを応援した。
男子は2時間20分25秒で川内優輝さん(あいおいニッセイ同和損保)が、女子は2時間52分40秒で沢畠朋美さん(埼玉県)が優勝。6時間の制限時間内に4446人が完走した。同競技場周辺でファミリーラン(1.8キロ)も行われ、213組465人が参加した。