長野県産ギターの展示販売、楽器製作の実演を行う「信州ギター祭り2022」が11月5日・6日、松本パルコ(松本市中央1)6階特設会場で開かれる。
「スギ・ミュージカル・インストゥルメンツ」(平田西1)、「ディバイザー」(笹賀)、「ティーズギター」(塩尻市広丘野村)、「レッドハウス」(同)など中信地域のメーカーを中心に15ブランドが参加する。予約制のオーダー相談会のほか、各ブースのスタッフが選び方や管理方法についてアドバイスする「よろず相談」も実施。「ディバイザー」と木材販売会社「フルタニランバー」(石川県金沢市)による国産材の魅力を語るトークイベントや、「スギ・ミュージカル・インストゥルメンツ」が加賀友禅とコラボしたエレキギターの紹介なども予定する。
当日は200点以上を展示販売。県内産のエレキギター、ベースのほか、今回初めてアコースティックギターも扱う。実行委員会代表で「島村楽器松本パルコ店」ギターシニアアドバイザーの太田幹雄さんは「アコギも出してほしいという声をずっと頂いていたので、今回、満を持しての登場」と話す。
長野県のギター出荷額は国内の約5割を占め、全国1位。特に中信地域は多く、湿度が低いことや木材加工が盛んなことも影響しているという。ギター祭りは2013(平成25)年に同店が企画。2019年からはメーカーと実行委員会を組織して開催している。太田さんは「希少品やお買い得品も多い。職人の技術の高さ、楽器作りの奥深さにも触れられるので足を運んでほしい」と呼びかける。
開催時間は10時~19時(6日は17時30分まで)。来場予約制で、ウェブサイトで受け付ける。