かつ専門店「かつじゅん」(松本市村井町南3、TEL 0263-31-0467)がJR村井駅近くに8月27日、オープンした。
店舗面積は約12坪。席数は、テーブル、カウンター、小上がり合わせて23席。昨年末まで中華料理店「方舟」が営業していた店舗を居抜きで使う。
とんかつのロースやヒレ肉は、「信州SPF豚」を使う。サクサクした衣になるように、特注の生パン粉を用いて、植物性の油で揚げるという。店主の竹内潤さんは「肉質が細かく柔らかいし、脂身には甘みがある。軽く、食べやすく仕上がるように、衣や油も意識している」と話す。
メニューは、かつのサイズを3種類から選べる「ロースかつ御膳」(1,500円~)、「ひれかつ御膳」(1,500円)のほか、ロース、ヒレ、エビから2つを組み合わせる「盛合せ御膳」(1,500円~)など。「大葉とチーズの巻きかつ」(360円)や「目玉メンチかつ」(460円)などつまみになるサイドメニューも用意する。
ランチは、ロース1枚の「かつじゅん定食」(1,000円)、2枚の「じゅんじゅん定食」(1,550円)をはじめ、チキンカツと目玉メンチが付く「親子かつ定食」(1,000円)などを提供。「ロースかつ丼」(1,050円)、「えびひれ丼」(1,300円)など丼ものもある。米は県内産のコシヒカリを使い、御膳や定食はご飯、みそ汁、キャベツのおかわり自由。
竹内さんは松本市出身。東京や埼玉の飲食店に勤務するうちに、地元での独立開業を考えるようになった。「自分の店を始めるなら、18年間やってきた、好きなとんかつを出したいと思った」と振り返る。物件を決めた後、中華料理店の前に友人の父が定食店を営んでいた場所だったと知り、地元ならではのつながりも感じたという。
オープンして1カ月。揚げ物があまり得意ではないという女性や年配客にも「食べやすい」と喜んでもらえているという。「自分の店となるとやはり責任感が違うが、その分やりがいもある。とんかつと聞いたら、思い浮かぶような店にしていきたい」と意気込む。
営業時間は、11時~14時、17時30分~21時(いずれもラストオーダー)。