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松本・浅間温泉でウオーキングサッカー体験会 「皆が楽しめる方法」学ぶ

「サッカー経験の有無も問わないので誰でも気軽に来てほしい」と呼びかける

「サッカー経験の有無も問わないので誰でも気軽に来てほしい」と呼びかける

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 歩いてプレーするウオーキングサッカーの体験教室が9月11日、松本の「浅間温泉わいわい広場」(松本市浅間温泉1)で開かれた。

ゲームを楽しむ様子

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 ウオーキングサッカーはイングランド発祥のスポーツ。ヘディングやスライディング、接触プレーは禁止で、走らず、歩いてプレーする。シニア層の健康促進や介護予防が原点とされているが、性別や年齢、障がいの有無にかかわらず多種多様な人が一緒に楽しめることもあり、世界各国で広がりを見せ、2019年にはロンドンでW杯も開催された。日本では、2017(平成29)年に設立された「日本ウォ―キングサッカー協会(JWFA)」が中心となり、普及に努めている。同協会の経営企画室・理事統括執行役員の佐藤光則さんは「下は2歳から上は90代まで、フラットにプレーができる」と話す。

 当日は、ウオーミングアップをした後、まずはスタッフを含めた10人が2チームに分かれてゲームを行った。ドリブルしながら歩いたり、パスをつないだりしてボールを運び、シュート。ゴールが決まると、チーム関係なく拍手をして喜んだ。

 同広場での開催は7月に続き2回目。安曇野市在住で、同協会公認指導者の資格を持つ鶴巻千栄子さんが企画した。鶴巻さんは、介護福祉士やレクリエーションインストラクターなどとしてコミュニティーづくりに関わる活動を行っている。「幅広い人たちが集える場づくりをしたいと考えていたときにウオーキングサッカーと出合い、ぴったりだと思った」。これまでは所属する「スポネット常念」で企画し、安曇野市内で開いていたが、より多くの人に参加してもらいたいと、芝生がある同広場での開催を持ちかけた。

 ウオーキングサッカーは、松本山雅をはじめ、県内のサッカーやフットサルのチームでも体験会を行っている。「ゲーム自体ではなく、『皆が楽しめる方法』を学ぶことが目的。地元の人たちが集う機会にもなるし、地元以外の人たちが浅間温泉を知るきっかけにもしていきたい」と佐藤さん。今後は、同広場で定期的に行うほか、周辺地域でも開催していきたいという。鶴巻さんは「誰でも気軽に楽しめるので、より多くの人に参加してもらえれば」と呼びかける。

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