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松本山雅が食品ブランド商品第1弾「あやまるまん」 塩尻の中学生のアイデア採用

3月3日に行われた完成発表会の様子

3月3日に行われた完成発表会の様子

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 松本山雅FCを運営する松本山雅(松本市並柳1)が、青大豆「あやみどり」を使った食品ブランド「あやまる」の商品第1弾として肉まん「あやまるまん」を開発し、3月14日から販売する。

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 塩味と甘めのみそ味の2種類。生地は県産小麦粉を使用し、あんに「あやみどり」の煮豆を入れる。形は、「あやまる」のロゴマークをかたどり、緑色のさやの部分には、あやみどりをすりつぶしてペースト状にしたものを使用。一つ一つ手作業で型抜きし、顔は焼き印で付けた。

 同社では2018(平成30)年に「スマイル山雅農業プロジェクト」をスタート。ホームタウンの遊休農地を活用して、塩尻にある県野菜花き試験場が開発したあやみどりを栽培している。収穫したものは、給食で提供したり、地元店と商品開発に取り組んだりしていたが、昨秋、市民参加型商品開発事業として「あやまる」ブランドを立ち上げて商品のアイデアを募集。集まった108点の中から、塩尻市の中学1年生・伊東えみりさんが考案した肉まんをベースに開発を進めてきた。同社経営企画室の星野亜紀子さんは「子どもからのアイデアを具現化できたことがうれしい」と話す。

 製造を行った宮下製氷冷蔵(飯田市)販売部部長・今井正晃さんは「アイデアにいかに近づけられるか、さやの部分や顔の表情の再現に苦心した」と話す。中身も地元の食材を中心に使いながら試行錯誤し、あやみどりは食感を楽しめるように豆のまま入れることにした。

 今後は、反響を見ながら販売計画を立てる予定だという。「企業として食品ロス削減にも取り組んでいるので、適切に判断しながら、販売個数や販売場所を増やしていければ」と星野さん。

 価格は450円。販売はホームゲーム開催時に、同プロジェクトのブースで行う。

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