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松本衣デザイン専門学校で展示会 最後の卒業生12人、SDGsをテーマに

「地球環境」と題して作品を展開

「地球環境」と題して作品を展開

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 本年度末で閉校する松本衣デザイン専門学校(松本市中央2)が現在、最後の卒業生12人による「SDGs(持続可能な開発目標)」をテーマにした展示会「展示Lab.ファイナル」を開催している。

学生によるプレゼンテーションも

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 フロアごとに「ジェンダーフリー」「技術革新」などのテーマを設けて、制作した服飾作品やインスタレーションを展示する。5階は「地球環境」と題して、天然素材を用いた作品のほか、製作プロセスを撮影し学生らが編集した映像も上映。コロナ禍でファッションショーができない中、学生が各自で動きをつけるなど、試行錯誤しながら作ったという。

 6階は、以前使われていた木の机と椅子を用意して模擬事業とプレゼンテーションを行う「青葉の教室再現」。学生はパネルを使ってこれまでに学んできたことを発表。自身が手掛けた作品のデザイン画や、発想のきっかけとなった写真を紹介しながら、どのように考えて形にしていったかを説明した。

 ほかに、昨夏に温浴施設「おぶ~」(石芝3)と共同で開発したサウナハットの展示や、デザインを手掛けた4月に開業する「かたくらシルクホテル」(諏訪市)の制服のお披露目も。2階は、これまでの授業やイベントの様子、過去の展示会のチラシやチケットなどが並び、歴史を振り返ることができる。

 同校は、青葉洋裁研究所として1937(昭和12)年、旧満州(現在の中国東北部)で設立され、戦後松本市に拠点を移した。1989(平成元)年に現在の名称に変更。2012(平成24)年は現在の場所に移転。街なかを舞台にした作品発表会や地元企業とのコラボ企画など、地域に根差した活動も行ってきた。「少人数・対面教育」を目標に掲げていたが、「時代の流れと共に、その実現は困難になった」と、昨年度から学生募集を停止。84年の歴史に幕を下ろすことにした。

 先月27日から始まった展示には、学生の家族や友人のほか、卒業生も多く訪れているという。企画室長・校長代行の荒井利江さんは「閉校する寂しさというよりは、コロナ禍で苦労しながら学んできた皆が無事に発表できる場を作れてほっとしている気持ちが強い。完走できたことに感謝したい」と話す。

 開催時間は10時~16時。プレゼンテーションは11時、13時、15時。3月5日まで。

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