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松本で「爆音映画祭」 4日間16作品、青山真治監督追悼上映も

(左上から)©JWORKS FILM INTIATIVE、©間宮運送組合 2007、©2021 FOCUS FEATURES LLC. ALL RIGHTS RESERVED、©踊りたい監督たちの会、©2002 SHINYA TSUKAMOTO/KAIJYU THEATER、©2020 CG Cinema International / Theo Films / Tribus P Films International / ARTE France Cinema / UGC Images / DETAiLFILM / Eurospace / Scope Pictures / Wrong men / Rtbf (Televisions belge) / Piano

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 「爆音映画祭2022in松本」が、まつもと市民芸術館(松本市深志3)小ホールで9月16日~19日、開催される。主催はNPO法人「コミュニティシネマ松本CINEMAセレクト」。

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 2008(平成20)年に東京で始まり、全国各地で展開されている爆音映画祭。音楽ライブ用の音響設備一式を事前に持ち込み、プロデューサーの樋口泰人さんが一作品ごとに「音」を作る。同NPO理事長の宮崎善文さんは「会場ごとに調整するので、『ここでしか見られない、聴けない』ものになる」と話す。

 松本では6回目の開催。4日間で16作品を上映する。県内諏訪エリアでロケを行った「裸足で鳴らしてみせろ」(2021年、日本)は爆音初上映。盲目の養母の「自分の代わりに世界を見てきてほしい」という願いをかなえるために、世界を旅する2人の青年が主人公。レコーダーで各地の音を記録する道中、徐々に引かれ合い、ぶつかり合う姿を描く。工藤梨穂監督のアフタートークも行う。

 今年3月に亡くなった青山真治監督を追悼し、「EUREKA/ユリイカ」(2000年、日本)、「サッドヴァケイション」(2007年、日本)の2作品を上映する。青山監督は昨年11月、樋口さんが同映画祭で上映する「台風クラブ」を調整している際に、ふらりと訪れたという。

 ほかに、「ラストナイト・イン・ソーホー」(2021年、イギリス)、「野火」(2014年、日本)、「アネット」(2020年、5カ国合作)、「ベルリン・天使の詩」(1987年、西ドイツ・フランス)、「ニューヨーク1997」(1981年、アメリカ)、「デモンズ」(1985年、イタリア)、「カネコアヤノZeppワンマンショー2021」(2021年、日本)と、新旧織り交ぜた多彩なラインアップ。このうち4作品は爆音初上映となる。

 感染症対策として、マスクの着用、手指消毒、連絡先の記入を呼びかける。「私自身も、樋口さんの『音』を楽しみにしている。幅広い作品をそろえたので、気になる作品を見に来てもらえれば」と宮崎さん。

 チケット料金は一般=1,800円(前売り1,600円)、大学生以下=1,500円(前売り1,000円、枚数限定)。まつもと市民芸術館と電子チケットサービス「teket」で販売する。上映日時はホームページで確認できる。

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