3人制バスケットボール男子プロチームによる「3x3(スリーエックススリー)Sリーグ」の公式戦が9月3日・4日、松本城公園(松本市丸の内)と市総合体育館(水汲)で行われた。
4日は同公園の市立博物館前にコートを設置。第1試合は松本市を拠点とする信州松本DYNA BLACX(ダイナブラックス)が埼玉LIPLA(リプラ)と戦った。音楽が流れる中、選手が登場。リバウンドを取ったり、シュートをしたりするたびに、拍手や歓声が起こった。試合は最後に2ポイントシュートを決め、21対10で快勝した。
午後からは雨天となり、会場を市総合体育館へ移動。チームは準決勝に進んだが、1点差で惜しくも敗れた。
「3x3」はストリートバスケが発祥で、「3on3」として知られていた3人制バスケに世界統一のルールを定め、競技として発展。出場選手4人のうち3人が、5人制バスケの半分の広さのコート内でプレーする。5人制バスケのスリーポイントラインは「アーク」と呼ばれ、その内側からの得点は1点、外側からの得点は2点。時間は10分間で、どちらかのチームが21点以上獲得すると「ノックアウト」として試合は終了する。同リーグは今年5月に開幕。来年2月まで、12チームが18ラウンドを戦い、年間王者を決める。
松本城を眺めるロケーションでの大会開催は初めて。3日は雨で終日、市総合体育館での開催となった。同チームオーナーの山崎孝一郎さんは「1日だけでも松本城でできたことはうれしい。ひとまず大きなけがや事故がなく大会を終えることができ、ほっとしている」と話す。
「多くの人に興味を持ってもらいたい」と、特設コートでは10日・11日に一般向けの大会を開く予定。「今後も練習に力を入れて、地元の皆さんの前で優勝したい。来年度以降も松本城で大会ができれば」とも。