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松本JCが「空港のビジョン」考える 中学2年生募集、宮古島視察も

2020年、当時中学2年生と共に宮古島を視察したときの様子

2020年、当時中学2年生と共に宮古島を視察したときの様子

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 松本青年会議所(JC)が、県営松本空港(信州まつもと空港)のビジョンづくりを共に行うメンバーを現在、募集している。

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 募集するのは、松本市、安曇野市、山形村、朝日村に住む中学2年生。9月25日、10月16日にはワークショップを行い、信州まつもと空港について調べて話し合い、ビジョンを形にする。11月12日~14日には、チャーター便で沖縄県宮古島市へ向かい、「みやこ下地島空港」の調査や、地元の高校生と共に環境について学習。その後、ビジョンを県へ提言する。

 選考テーマは「信州まつもと空港をデザインせよ」。「もっとこうなったらいいのに」という思いを文章、絵、動画などで自由に表現し、郵送またはメールで応募する。同JC国際・出向者支援会議体議長・今関尚子さんは「世代を越えたメンバーでディスカッションしたり、他県の高校生と交流したりする機会はなかなかない。探究する体験が、『未来をつくる力』のベースになると思う」と話す。

 松本JCは、同空港を「松本の玄関口」と位置付け、ビジョンづくりのプロジェクトを2019年に開始。同年は台風の影響でチャーター便が欠航するというハプニングに見舞われたが、翌年には当時中学2年生の「特派員」と共に宮古島を視察した。3年目となる昨年は、リンゴやワサビなど地元名物を使ったちんすこう「しんすこう」を宮古JCと共同開発。「世界を代表する海と山を結ぶ観光ルート」として新規就航を目標に、地域のつながりを深めている。「未来の空港のビジョンを、未来を担う中学生の皆さんと一緒に考えていきたい。多くの中学生にチャレンジしてもらえれば」と呼びかける。

 締め切りは9月10日。

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