ワンショット映画「ボイリング・ポイント 沸騰」が8月6日から、塩尻市の映画館「東座」(塩尻市大門4、TEL 0263-52-0515)で上映される。
ロンドンに実在するレストランで撮影をした同作は、90分間ワンショットで撮影。高級レストランを舞台に、家庭でも仕事でもトラブル続きのオーナーシェフをはじめ、スタッフの波乱に満ちた「沸騰寸前」の一夜を描く。
8月7日には、長年、ニューヨークで料理人として活躍した川澄巴里人さんによるトークショーを開催する。川澄さんは高校卒業後に渡米。約20年間、ニューヨークの日本食レストランで「すしシェフ」として腕を振るってきた。2015(平成27)年に帰国し、現在はFMまつもとで番組制作のほか、金曜朝のパーソナリティーを務める。
当日は、同館の代表で映画コラムニストの合木こずえさんが川澄さんに質問し、米国行きの経緯や、レストランでの体験を聞く。「川澄さんはニューヨークでの経験があり、レストランの裏側や生の声を知っている」と合木さん。川澄さんは同作をすでに鑑賞しており、「興奮した。100パーセント共感できる作品」と話していたという。
同館では、合木さんが自身の経験や共感する作品をセレクトしている。先月、東京で公開が始まった同作を見てすぐに上映することを決め、以前、同ラジオ局にゲスト出演した際につながりのできた川澄さんに声をかけた。
トークショーの来場者には土産を渡す予定。合木さんは「レストランの中しか撮影されていないのに、オーナーシェフの人生が垣間見える素晴らしい脚本。共感することもでき、いい刺激がもらえる」と話す。
上映時間は、7日=10時~、13時30分~、6日、8日~12日=10時~、14時20分~、13日~19日=18時30分~。料金は一般当日=1,800円(電話予約=1,500円)、大学生=1,400円、高校生=1,000円、中学生=800円。今月19日まで。トークショーは12時開始で、映画鑑賞とセットで参加できる。要予約。定員は50人。