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松本のギャラリーカフェで動物テーマの企画展 工芸品や雑貨、絵本など250点超

動物をテーマにしたユニークな作品や本が並ぶ

動物をテーマにしたユニークな作品や本が並ぶ

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 動物をテーマにした企画展「ガルガ動物園3」が現在、松本市のギャラリーカフェ「Gargas(ガルガ)」(松本市深志3、TEL 0263-39-5556)で開催されている。

高倉さん作のぬいぐるみ、Tシャツ、手提げバッグ

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 動物をテーマにした作品や本など250点以上を展示する。出展は、青木昌平商店(民芸品)、伊藤みほさん(陶器)、小沢夏美さん(張り子)、金井三和さん(絵、小物)、nuno*ito asobi、ようさん工房(以上、布小物)、本・中川(本)。ゾウをモチーフにしたリュックサックや、木や竹で作られた民芸品、ミシンでステッチが施されたTシャツや絵本など、ユニークなアイテムが集まった。

 布造形作家・「nuno*ito asobi」の高倉美保さんはぬいぐるみとTシャツ、手提げバッグを出品。さまざまな種類の布で作られたぬいぐるみに縫い付けられているポケットには恐竜のフィギュアが入っている。「近年、恐竜のフィギュアにも使われているプラスチックが見直されている。今まで当たり前に使ってきたものが当たり前ではなくなってきていて、いずれ手に入らなくなるかもしれない。そういうものを残したいという思いもあった」と高倉さん。

 市内元町で「本・中川」を営む中川美里さんは絵本や写真集をセレクト。以前から同ギャラリーと親交があった中川さんは「ガルガに合いそうな本を直感で選んだ」と笑顔で話す。お薦めはさまざまな動物のイラストが描かれたイザベル・シムレールの絵本「しぜんのおくりもの」。

 青木昌平商店は昭和30~40年代に作られていた民芸品を展示する。同展に出品している作品は青木昌平商店に保管されていたもの。当時は土産物として大量に販売されていたが、現在では職人がほとんどいなくなってしまったという。カッパとウサギの姿が型取られた木製の筒「動物郵便」は、底にあるねじを外して手紙を入れて切手を貼れば実際に郵便で送ることができる。

 同展は7年ぶり3回目の開催。同店オーナーの熊谷俊行さんは「世界から目を背けたくなったときに、ふと動物たちを見ると彼らの生きざまや美しさに心を動かされる。ゆっくり楽しんでもらえたら」と話す。

 価格は、ぬいぐるみ=7,700円~、Tシャツ=5,000円、手提げバッグ=5,000円、動物郵便=1,200円など。営業時間は11時~19時。月曜・火曜定休。5月29日まで。

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