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松本でイラストレーター&造形作家2人展 「リズム」テーマにした作品70点

「小さなリズム」をテーマにした2人の作品が並ぶ

「小さなリズム」をテーマにした2人の作品が並ぶ

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 イラストレーター・山崎美帆さんと造形作家・フムフムの2人展「Eta ritmo(エタ リトモ)」が現在、松本市のギャラリーカフェ「Gargas(ガルガ)」(松本市深志3、TEL 0263-39-5556)で開催されている。

「いろいろな人とのつながりでできた」というポシェット

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 ぬいぐるみやアクセサリー、絵画やオブジェなど約70点を展示する。額をベッドのようにしてぬいぐるみを寝かせたり、ドライフラワーを飾ったりして、ギャラリー内は2人の世界観を表現したような優しい雰囲気を演出。展示名はエスペラント語で「小さなリズム」を意味する。

 フムフムの名前で活動する深瀬麻衣子さんは、ウサギや猫、魚などのぬいぐるみを制作。「内股くん」などユニークな名前を付けたものもある。布は洗って、アンティークのような風合いを出すなど工夫しているという。「テーマに合わせて、楽しい気持ちになれるようなものを作った」と話す。ポシェットは、「やま山文庫」(伊那市)と話し合って生地や形を決め、多機能型事業所「コスモスの家」(同)が縫製したものに、刺しゅうを施した。「自分だけではなくいろいろな人が携わり、交わることで、リズムが生まれたように思う」とも。

 山崎さんは、抽象画をメインに出品。木の板に描いた絵は、「テーマに合わせて、あまり意味やイメージを限定しないように色と形で表現した」と振り返る。「平面作品だが、質感を出したい」と思いながら描き進めるうちに、「いくつか組み合わせたら面白い」と感じ、数枚の板を貼り合わせた作品もある。タイトルは演奏記号から付け、タイトルと意味を紹介する図録的なZINEも置く。

 昨年に続いて2回目となる2人展。前回は、開催が決まってから初めて顔を合わせたが、「今回はお互い分かってきた部分もあり、やり取りしながら感覚を合わせられた」と深瀬さん。テーマも2人でイメージを出し合って決めたという。山崎さんは「フムフムさんは立体作品なのでそちらはお任せして、私は平面作品に集中できた。テーマに広がりを持たせながら、楽しい空間ができたと思う」と話す。

 価格は、ぬいぐるみ=1,800円~、ポシェット=4,300円、絵画=3,800円~など。営業時間は11時~19時。月曜・火曜定休。4月24日まで。

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