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松本市内の3つのアートプロジェクトの「現在形」 課題や展望考えるシンポジウム

「松本から考える、アートプロジェクトの現在形」チラシ

「松本から考える、アートプロジェクトの現在形」チラシ

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 松本市内で展開する3つのアートプロジェクトから共通の課題や今後の展望について考えるシンポジウム「松本から考える、アートプロジェクトの現在形」が2月28日、オンラインで開催される。主催は信州大学人文学部。

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 当日は、「松本まちなかアートプロジェクト」アートディレクター・小川稔市美術館館長、「マツモト建築芸術祭」実行委員長・齊藤忠政扉ホールディングス社長、浅間温泉の歴史・風土をアート化し、学生を担い手として育成する試み「ユアリテ2022」総合プロデューサー・栞日(しおりび)代表の菊地徹さんの3人と、コメンテーターとして長野県文化振興コーディネーター・野村政之さんが登壇。活動のきっかけや目的、成果などから、課題や展望について意見交換する。進行役を務める同学部の金井直教授は「官・公・民の協働や、国・県・市のリソースの接続・融合を促進して地域の人たちがネットワークを構築できるのか、さまざまな立場、観点から意見交換する時間になれば」と話す。

 同学部が2019年から進めるプロジェクト「地域とともに創る学び合いの場-文化芸術教育資源を活用した、地域活性化手法の確立と発展をめざして-」の一環。市民・企業・自治体・高校等と連携した、双方向の「学びの場」の創出を目指している。1年目はシンポジウムやトーク、研修会、ワークショップなどを開いたが、2年目からは新型コロナの影響でオンライン中心に。本年度は、フィルムアーカイブやポストコロナの地域振興を巡るシンポジウム、社会人向けのリベラルアーツ研修、高校生と大学生が参加する哲学演習、県内の古典籍調査、被災資料の保全など多岐にわたる活動を行ってきた。

 3つのアートプロジェクトはいずれも本年度初めて開催されたもの。金井教授は「実際に参加して来年度はどうなるのだろうと思った方や、現代アートや芸術祭に興味がある方、松本の町の魅力を発信したいという方に参加してもらえれば」と呼び掛ける。

 開催時間は18時30分~20時30分。参加無料。申し込みはウェブサイトで受け付ける。締め切りは2月27日17時。

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