長野県南信地域を管轄する国土交通省飯田国道事務所が撮影した「玄関先に立つズボン」が現在、SNSで話題を集めている。
話題を集めているのは、同国道事務所のツイッターが発信したツイート。1月25日、「凍らせてみましたシリーズ」として、ズボンだけが雪道に立っているような写真を投稿し、「道路も凍結している危険があります!走行には十分に注意してください!」(原文ママ)と呼び掛けた。透明人間がズボンをはいているような写真にリツイートやいいねの反応が寄せられ、地元テレビ局の「お天気コーナー」でも紹介されたという。
写真は1月19日の明け方3時ごろに撮影。ズボンに水をたくさん含ませて、野外で振り回した後に形を整え、立てたままカチカチになるまで放置して撮ったという。凍結への注意喚起のため凍らせたタオルなどは紹介してきたが、「職員の間でズボンも凍らせることができるのではないかという話になり、特に冷え込む予報が出た日に試してみた」と同事務所担当者は話す。
同事務所は塩尻市の高出交差点より木曽へ向かう国道19号線から、木曽、上伊那、下伊那地域を管轄。ツイッターは2017年から運用しており、道路情報を中心に、ライブカメラの映像や工事の様子などを投稿している。
インパクトの強い写真に反響も大きく、2月1日には作り方も紹介。3日には「先日ツイートして頂いたズボンです」というコメントとともに玄関先に立つズボンの写真も投稿した。
担当者は「今週末も雪の予報が出ているので、引き続き、最新の天気や道路情報を確認して、ご注意を」と呼び掛ける。