イルミネーションイベント「光の森のページェント2021」が現在、国営アルプスあづみの公園の堀金・穂高地区(安曇野市)で開催されている。
恒例となったイルミネーションイベントは今回で17回目。45万球のLED電球で園内を彩る。
今年のテーマは「アルクマと行く~信州の豊かな山なみ~」。山や清流、緑色と赤色でリンゴの木を表現し、長野らしさを演出する。横4メートル、縦3メートルの特大LEDパネルにはアルクマが映し出され、アップテンポの曲とバラード曲に合わせて輝く。園内3カ所に設置されたQRコードをスマホで読み込み、画面に表示されたボタンを押すと、近くの地面や正面の壁にアルクマがライトで投影される仕掛けも。
ガイドセンターでは、鉢植えのポインセチア200鉢で作られた、高さ3メートルのクリスマスツリーが来場者を出迎える(12月26日まで)。あづみの学校では期間中、展示や体験、ショーを実施する。「トロピカルクリスマス」では、クリスマスを連想させる色や名前の海の生き物を展示。12月25日・26日には「ナイトアート&クラフト」体験、1月2日・3日には「新春!信濃国松川響岳太鼓」を開催する。同園堀金・穂高管理センター広報担当の遠藤茂樹さんは「外は寒いので、あづみの学校の中で展示などを見ながら温まってほしい」と話す。
大町・松川地区では、昨年に続きイルミネーションの点灯をやめ、イベントのみを行う。黒板アーティスト・錦鯉野アキコさんが描いた虎の作品の展示(1月30日まで)や、「だるまの貯金箱を作ろう」(1月2日・3日)、「干支(えと)『寅(とら)』のパンケーキ」(1月8日・9日)などの体験も用意する。
「ストーリー仕立てのものが多かった今までのテーマを見直し、子どもからお年寄りまで知っている県のPRキャラクターが信州を紹介するものにした」と遠藤さん。新型コロナ禍で県外に行けない分、信州の魅力を再発見できるイルミネーションを考えたという。「毎週日曜には打ち上げ花火もある。信州全体を元気にできれば」とも。
点灯時間は16時~21時。入園料は450円(65歳以上は210円、中学生以下無料)。12月31日、1月1日休園(12月20日・27日は16時~21時のみ開園)。来年1月10日まで。