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松本で「シネマミュージアム」 市美術館とシネマセレクトが企画、8作品とトーク

「Cinema+Museum」チラシ

「Cinema+Museum」チラシ

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 アートにまつわる映画の上映とトークイベントを行う「Cinema+Museum(シネマミュージアム)」が10月29日~31日、まつもと市民芸術館(松本市深志3)小ホールで開かれる。松本まちなかアートプロジェクト2021の一環。

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 市美術館とNPO法人「コミュニティシネマ松本CINEMAセレクト」のコラボ企画。3日間で国内外の8作品の上映と、うち2作品について小川稔市美術館館長がアフタートークを行う。

 29日は、アニメーション作品として初めて第26回カンヌ国際映画祭で審査員特別賞を受賞した「ファンタスティックプラネット」(1973年、フランス)、ジャズ・ミュージシャンのドキュメンタリー映画「ジャズ・ロフト」(2015年、イギリス)の2作品。30日は、アートに魅せられた人々の愛と欲が交錯する様子を描いた「レンブラントは誰の手に」(2019年、オランダ)のほか、「アンドレイ・ルブリョフ」(1969年、ソ連)、「リル・バック ストリートから世界へ」(2019年、フランス・アメリカ)、「過去はいつも新しく、未来は常に懐かしい 写真家 森山大道」(2021年、日本)、「ファンタスティックプラネット」を上映する。31日は、世界遺産のロシアのエルミタージュ美術館で、90分ワンカットの手法で撮影された「エルミタージュ幻想」(2002年、ロシア・ドイツ・日本)のほか、「アニメーションの神様、その美しき世界」と題して、日本のアニメーション発展に大きく貢献した映像作家・川本喜八郎と岡本忠成の特集上映を開催。シネマセレクトオリジナルの記録映像も紹介する。

 アフタートークは、30日の「レンブラントは誰の手に」、31日の「エルミタージュ幻想」の後にそれぞれ実施する。同館学芸員の大西哲理さんは「館長はエルミタール美術館に行ったことがあるので、その経験も交えた話が聞けるのでは」と話す。

 2014(平成26)年にスタートした同企画。美術館で開催する展覧会に関連した作品や、文化・芸術をテーマにした作品をセレクトしているという。今年は同館が改修工事中のため、会場を変えて、「松本まちなかアートプロジェクト2021」の関連企画として行うことにした。大西さんは「いつもより作品数も開催日数も多い。開催中の『パルコde美術館』と合わせて楽しんでもらえれば」と呼び掛ける。

 チケット料金は、1作品につき一般=1,800円(前売り1,400円)、大学・高校生=1,400円(前売り1,400円)。「パルコde美術館」観覧券の半券呈示で、当日券が一般=1,000円、大学高校生800円になる。問い合わせは市美術館(TEL 0263-39-7400)まで。

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