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長野県PRキャラクター「アルクマ」に松本地域バージョン かぶりものは「お城」

国宝松本城をモチーフにした「お城」をかぶるアルクマ

国宝松本城をモチーフにした「お城」をかぶるアルクマ

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 長野県のPRキャラクター「アルクマ」の新たなデザインとして、県内10地域をアピールする「かぶりもの」シリーズが登場した。

パラボラアンテナや湖など多彩なかぶりものをするアルクマ

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 松本地域は国宝松本城をモチーフにした「お城」で、石垣から顔を、1階の屋根の横あたりから耳を出すようにしてかぶっている。各地域は、中山(なかせん)道と書かれた「檜(ひのき)傘(木曽)」や、「野沢菜(北信)」、「ソースカツ丼(上伊那)」など名物のほか、「パラボラ(佐久)」や「湖(諏訪)」など、かぶるという発想とすぐには結び付かないようなアイテムもある。

 アルクマは「信州デスティネーションキャンペーン」キャラクターとして、2009(平成21)年に誕生。クマをモチーフに、リンゴのかぶりものをして、リュックサックを背負っている。「ゆるキャラグランプリ2019」では、ご当地部門で1位を獲得。公式サイトによると趣味は「かぶりもの集め」で、これまでにも寺やダム、ライチョウなどさまざまなアイテムをかぶったバージョンが発表されている。県観光誘客課・観光誘客戦略担当の上野るいさんは「これまではワインやそば、レタスなど、長野県全体でイメージできるようなものが中心で、地域を限定したものは少なかった。今回、より地域性が高いアイテムをかぶることで、PRできればと考えた」と話す。

 10地域のうち、「日本アルプス(北アルプス)」と「真田幸村(上田)」はこれまでにもあったが、ほかの7地域は新たに制作。南信州は現在、「地域のかぶりもの『南信州』を当てよう!」として、ウェブサイト上で予想を募集している。正解者全員にアルクマグッズを進呈する。締め切りは6月10日。

 アルクマの使用は申請制で、県のPRや振興などを目的に商品やパッケージなどに活用できる。「コロナ禍で、県外に出向く機会が減っているが、アルクマの活動の場を広げることで、PRにつなげたい」と上野さん。

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