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安曇野で「yohaku」春服販売会 ストーリーのあるアイテム、素材と着心地の良さも

「話しながらいろいろ伝えることができれば」と佐藤さん(写真中央)

「話しながらいろいろ伝えることができれば」と佐藤さん(写真中央)

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 カットソーをメインに製造販売する「yohaku(よはく)」の春服販売会「はるはるんるん」が現在、安曇野・穂高有明の「SHITEKI NA SHIGOTO Gallery(してきなしごとギャラリー)」(安曇野市穂高有明、TEL 090-8057-5661)で開催されている。

春らしい色のシャツワンピースも

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 「yohaku」は国内の優れた技術で作られているカットソーを使ったオリジナルブランドを展開。東京・台東区に実店舗を構える。同ギャラリーでの販売会は3回目。企画・運営を担当する佐藤空さんは「洋服にストーリーがあること、着る人を選ばず誰でも気持ちよく着られること、そして何より、製造販売をしている皆さんがそのまま投影されたような心地よさが魅力」と話す。

 綿花の原種といわれる「茶綿」を使ったトレーナー(1万1,000円)やジップアップパーカ(1万3,200円)のほか、青、オレンジなどカラフルな色合いのシャツワンピース、備後絣(びんごがすり)から派生した風合い豊かな備後節織のパンツ(以上1万7,600円)などを用意する。ほかに、ヘアバンド(2,530円)などの小物類も。

 同ギャラリーは、詩人のウチダゴウさんが2018(平成30)年に松本・里山辺から移転したアトリエに併設したもの。ウチダさんは「してきなしごと」という屋号で、デザインをはじめ多岐にわたり活動を行っている。佐藤さんは大学3年生だった一昨年の春、「見習い」として同ギャラリーに通い始めた。インターンの企画としてウチダさんが用意したのが、ロゴを譲渡したという縁がある「yohaku」の販売会。回を重ねるごとに、佐藤さんが自ら考え、動く幅が広がっていったという。今回は、「開催する前の期間も販売会の一部」と捉え、DMのほかに町なかで撮影した写真を使ったパンフレットも製作。SNSでも、「商品だけではなく、着方を含めて、ライフスタイルに取り入れることをイメージできるように」と心掛けて発信している。

 「普段、『yohaku』の皆さんが販売するのとは違い、この場所のエッセンスを入れる必要性を考えた。私自身が両者についての思いを深める中で、自分なりにどう工夫できるか試行錯誤した」と佐藤さん。期間中は佐藤さんが接客を行う予定だという。「この場所に来てくれる方には感謝の気持ちでいっぱい。自分が大切にしていることを届けていければ」とも。

 営業時間は11時~18時。4月18日まで。

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