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松本で「狩猟×仕事」トークイベント 三者三様の両立の仕方、実践のヒントに

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 さまざまなかたちで仕事と狩猟を行っている3人を迎えたトークイベント「狩猟×仕事」が4月16日、松本市のICT拠点施設「33GAKU(サザンガク)」(松本市大手3)で開催される。

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 主催は県林務部鳥獣対策・ジビエ振興室。狩猟と仕事が結び付いている人、仕事をしながら余暇で狩猟をしている人など、狩猟への多様な取り組み方を紹介することで、「自分自身の生活の中での狩猟」を考えてほしいと企画した。

 当日は3人をゲストに迎えて話を聞く。猪鹿庁(いのしかちょう)合同会社(岐阜県郡上市)代表の安田大介さんは、キャンプ場運営や狩猟講座を開きながら、狩猟・有害捕獲を行っている。県内の総合病院に助産師として勤務する米山美希さんは、祖父や父の影響を受けて20歳で自動車免許と同時に銃猟免許を取得。「Mikity Shooting Club」を立ち上げ、女性や若い世代への狩猟や射撃の楽しさを発信している。「ヤマドリ食堂」の高橋詩織さんは、自ら解体・調理を行い、イベントやケータリングでジビエ料理を提供。ジビエコーディネーターとしても活動している。

 ジビエ振興室では、若い人向けにハンティングスクールやワークショップを開き、狩猟人口の増加に向けた取り組みを進めている。県担当者は「免許取得までは整備されているが、取得後はなかなかフォローできない。せっかく免許を取っても狩猟の機会がないという声も多かった」と話す。

 開催は、新たな生活様式に基づく感染対策を講じて行う。「県の豊かな自然を守るには、人間と野生動物の共存が不可欠。互いに緊張感のある関係を保つ役割を担う狩猟者がさまざまな観点で自身の生活の中で活動できるようなヒントになれば」と呼び掛ける。

 18時45分開場、19時開始。参加費は1,000円。申し込みはウェブサイトから行う。問い合わせはジビエ振興室(TEL 026-235-7273)まで。

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