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松本のギャラリーで服飾デザイナー個展 コート中心に、革小物や刺しゅうキットも

着物地のカットソーや、セットアップで着られるアイテムも

着物地のカットソーや、セットアップで着られるアイテムも

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 服飾デザイナー百瀬陽子さんによる個展「youi!2020 winter コートを中心に」が現在、松本市のギャラリーカフェ「Gargas(ガルガ)」(深志3、TEL 0263-39-5556)で開催されている。

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 コートをメインに、ワンピースやパンツ、帽子やポーチなど約40点を展示する。コートは、チェスター、丸襟、ショート丈などさまざまなタイプを用意。ループの糸を織った立体感のある生地や、裏に生地の名前や会社名が入った紳士服用のデッドストックなどを使った異なる表情のものが並ぶ。

 サロペットは初めて挑戦したアイテムで、「上半身と下半身のバランスが難しい。何度も試作して、大人っぽく着られるものを目指した」と百瀬さん。ウールのパンツは落ち着いた色合いで、ウエストはゴムで楽にしつつも、きれいなシルエットに仕上げた。

 ポシェットやポーチは、革を用いて制作。「布と違って、一度縫って穴が開くとやり直せないので、失敗できない緊張感がある」。茶色や緑色、ピンクのスエードや、鮮やかな赤色のものもあり、この時期のアクセントになるという。オリジナルキット「猫ポシェット」は、百瀬さんがポシェットを、kimi-noixが刺しゅう案を担当したコラボアイテム。カラフルな糸とダークグリーンのネコの顔をかたどったポシェットが入っており、指示通り作ることも、自由にネコの顔を刺しゅうして楽しむこともできる。

 中町通りに工房を構え、「ようさん工房」のネームで活動する百瀬さん。普段、生地は東京で購入していたが、今年は新型コロナウイルスの影響で、行くことができなかったという。「それでもあまり困ることがなかったのは、これまでお世話になっていた人や、新たなご縁でつながりができた人のおかげ」と百瀬さん。今年1年を振り返り、「マスクをたくさん作った」と笑顔を見せる。「徐々にレベルアップをしたいという気持ちで新たなことに挑戦できたので良かった」とも。

 価格は、コート=1万3,750円~、パンツ=1万1,000円~、ポーチ=2,530円~など。営業時間は11時~19時。月曜・火曜定休(28日、29日は営業)。12月29日まで。

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