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松本・筑摩に焼き菓子店「MUNI」 県産小麦やオーガニック食材使用「選ぶ楽しみも」

ショーケースに並ぶ焼き菓子

ショーケースに並ぶ焼き菓子

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 松本・筑摩に焼き菓子店「MUNI BAKE SHOP」(松本市筑摩4、TEL 0263-88-8067)がオープンして1カ月が過ぎた。

扉と窓が印象的な外観

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 店内は白を基調とした木目調で、すっきりとした雰囲気。カウンターには大きめの窓を設けた。店主の松田幸恵さんは「店を作るなら、窓を大きくしたいと思っていた」と話す。現在はテークアウトのみだが、来年以降、イートインもできるようにする予定だという。

 長野県産の小麦粉を使った焼き菓子は、ケーキやタルト、スコーン、マフィン、クッキーなど約15種類。定番は、スペルト小麦を使った「バナナブレッド」や2種類のオーガニックチョコレートを入れた「チョコレートのケーキ」(以上380円)やバターの代わりに生クリームを使う「クリームスコーン」(200円)などを用意する。材料は、地産地消を意識するほか、なるべくオーガニックのものを選んでいるという。定番以外には季節の果物を用いたものもあり、現在は、「柿とココアのマフィン」(350円)や「広島レモンのケーキ」(360円)などを提供する。

 松田さんは東京で製菓・製パンの仕事に携わっていたが、昨年Uターン。カフェでの販売や知人からの依頼に応じてギフト用菓子の製造などをしながら、開業の準備を進めてきた。

 店名は「唯一無二」から付けた。「作り方は、アメリカン、フレンチ、イタリアンなど多様なものが自然と混ざり合っている。一つのものを極めていないことにコンプレックスを感じることもあったが、いろいろな要素を取り入れた自分なりのものが、唯一無二だと思って」と松田さん。一人で製造しているため、品ぞろえを増やすのは大変だと言うが、「『たくさんあって選べない』と、うれしそうなお客さまの姿を見ると、多くの種類をそろえたいと思う。選ぶことも楽しんでもらえれば」と笑顔を見せる。

 営業日は木曜~土曜。営業時間は11時~(売り切れ次第終了)。

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