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松本のアートギャラリーで画家・源馬菜穂さん個展 変わることなく巡る四季描く

1階は緊張感ある空間に

1階は緊張感ある空間に

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 岡谷市在住の画家・源馬菜穂さんの個展「Shiki」が現在、松本・深志のアートギャラリー&カフェ「awai art center(アワイアートセンター)」(松本市深志3)で開催されている。

2階は源馬さんが手掛けた音楽がBGMに流れる

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 今夏、茅野市美術館で開催した4人展に出品した作品を中心に、21点を展示する。油彩、水彩、卵テンペラ絵の具、オイルパステルなどを使った作品は、柔らかな雰囲気のものが多い。新作の「minamo」は諏訪湖の湖面を描いた。源馬さんは「春先から例年以上に四季を感じる日々の中で、アトリエから外の風景を見て季節がしっかり巡ったことに安心した」とコメントを寄せる。

 2階は、源馬さんが手掛けた音楽がBGMに流れ、7~8年前に制作した作品も並ぶ。桜やススキ、雨など季節を感じる風景と共に、人がたたずむように描かれたものも。店主の茂原奈保子さんは「昔の作品と今の作品の違いも感じてもらえれば」と話す。

 源馬さんは1985(昭和60)年、諏訪市生まれ。2010(平成22)年に愛知県立芸術大学大学院美術研究科を修了。一昨年、岡谷市で「喫茶さんとこ」をオープンした。自身が見た風景や音楽などからイメージを生み出しているという。

 同展には、信州大学人文学部芸術コミュニケーション分野の学生3人が協力。作品の選定など企画段階から携わり、準備を進めてきた。8日には、同展の来場者のみが参加できるオンライン企画「アトリエから」を開催。源馬さんのアトリエとつなぎ、制作方法を紹介したり、参加者同士で感想を共有したりする。「それぞれ足を運んでくれた人たちが、オンラインで集う。感じたことを気軽に語り合える場になれば」と茂原さん。

 営業時間は12時~18時。営業日は金曜~日曜。11月8日まで。

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