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松本で「工芸の五月in autumn」 予約制ワークショップやオンライン企画

「LIFE REPORT PROJECT vol.3展」では、「予期せぬ状況をライフレポートしたもの」をZINEにして展示販売

「LIFE REPORT PROJECT vol.3展」では、「予期せぬ状況をライフレポートしたもの」をZINEにして展示販売

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 例年、5月に行われる工芸イベント「工芸の五月」が10月17日~11月15日、「工芸の五月in autumn」として開催される。

 松本・中央の池上邸の蔵(松本市中央3)では、「手仕事の庭」を行う。定員を数人に限定して完全予約制で実施するワークショップは現在、櫛(くし)づくりと、ナイフを使って生木を削るグリーンウッドワーキングを募集している。合わせて、ワークショップの講師を務める作家の展示のほか、掘り出し物などの「ひとはこ市」も。

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 中町のギャラリー「グレイン・ノート」(同)では、「はぐくむ工芸 子ども椅子展」(17日~31日)を開催。主に県内の木工作家が手掛けた子ども椅子40~50脚を展示販売し、インスタグラムでも紹介する。「栞日分室」(大手5)では、「不要不急の端材展」(11月6日~23日)。制作工程で生まれる端材の活用を通じて、「不要不急」について考える。

 湧水と工芸をつなぐプロジェクト「みずみずしい日常」では、建築家の解説を聞きながら町を歩く「建築家と巡る城下町みずのタイムトラベル」(17日・18日)を開催。リモートで集めた「LIFE REPORT」をZINEにまとめて展示・販売する「LIFE REPORT PROJECT vol.3展」と、カフェユニット「L PACK」が収録した動画を基に作ったZINEの販売を書店「栞日」(深志3)で行う(いずれも11月1日まで)。

 オンライン企画も展開。ユーチューブに「工芸の五月チャンネル」を開設し、ワークショップを動画で紹介する「手仕事の庭-オンラインレッスン-」や、ギャラリーを訪ねてインタビューする「工芸通信 small talk vol.1」、「ゲストハウス東家」(大手4)のスタッフ・さっしーが期間中の町中の様子を突撃レポートする「さっしーの行きあたりばったり」を配信する。ほかに、「クラフトフェアまつもと」に縁のある木工作家らがポップアップスタンドを制作する様子を追う連載企画「どこでも工芸空間」も用意する。

 新型コロナウイルス感染拡大の影響で、「クラフトフェアまつもと」をはじめ「工芸の五月」の企画は延期・中止になった。NPO法人松本クラフト推進協会は応募・参加費を、経費を除いて全て返金。準備していた発行物やマップが使えなくなったことで広告費も入らず、収入源が断たれた状況になっている。先月、目標金額を達成した場合のみ成立する「All-or-Nothing方式」でクラウドファンディングを開始。今月30日まで支援を募っている。

 「コロナ禍でも手仕事の魅力を伝えたい」と、感染防止対策を講じて秋の開催を決めた背景には「来年につなげたい」という思いもあるという。工芸の五月実行委員会事務局・北原沙知子さんは「これまで積み重ねてきたものを大切にしつつ、今できることを考えた。工芸を通じて、皆さんと楽しみを見つけていければ」と話す。

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