松本山雅FCのサポーターが企画した「松本山雅“非公式”名物サポーターパネルラリー」が現在、松本市と塩尻市の11店舗で開催されている。
新型コロナウイルスの影響により無観客で行われた山雅のホーム戦で、観客席に設置したパネル型サポーター「GANSサポ」を活用。全店を巡って設置しているパネルの写真を撮って、松本・中町のラーメン店「麺州竹中」(松本市中央2)で見せるとラーメンが1杯サービスされる。各店で買い物や飲食するともらえる応募券を同店に設置してある抽選箱に入れると、食事券などが当たる抽選にも参加できる。店主の根本弥さんは「サポーターの手作り企画だが、皆、思いは熱い。チームも街も盛り上げていければ」と話す。
参加店は麺州竹中のほか、「かとちゃん」(中央1)、「興文堂平田店」(平田東2)、「JAZZ雅鳴きたや」(笹賀)、「パントリーマルナカ」(中央2)、「串の蔵神林店」(神林)、「和装いろは」(大手4)、「FIFTY-ONE COFFEE」(深志3)、「やきとりじぇろにも」(波田)、「おやき工房旬菜花」(塩尻市宗賀)、「Pizza Verde(ヴェルデ)Factory」(広丘高出)。パネルは、物まね芸人のニッチロー'さんや、元選手の武井択也さんのほか、サポーター集団「ウルトラスマツモト」やボランティアグループ「TEAM VAMOS」のメンバーなどのものを用意。それぞれ紹介文も添える。
パネルは、J2リーグ再開時に無観客で試合を行う際に、来場できないファンやサポーターの気持ちを選手たちに届けるために山雅が販売したもの。その後、希望者には返却していた。「せっかくなので何か活用したいと思って企画した。コロナ禍でもラリー形式なら密を避け、楽しんでもらえるのではないかと考えた」と根本さん。
参加店は山雅のパートナーカンパニーやサポートショップで、普段から山雅を応援し、支えたいと活動している。「サッカークラブは、常に選手が入れ替わるし、今年は監督も替わったが、チームを支えるサポーターは変わらない。コロナの影響で厳しい状況の中、店や企業を知るきっかけにもなれば」と根本さん。自身もスタジアムに足を運ぶときは、観戦はもちろん、仲間たちと会うことも楽しみになっているという。「試合を見に行けるようになったとはいえ、制限がある状態。チームを身近に感じにくいシーズンだが、仲間たちを見つけて楽しんでもらえれば」とも。
期間は11月1日まで。問い合わせは麺州竹中(TEL 0263-88-8756)まで。