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松本のゲストハウスで絵画展「Freedom」 自由とは何かを問うアート作品

店内のデザインも手掛けた。メニューにはペルー料理をアレンジしたものも

店内のデザインも手掛けた。メニューにはペルー料理をアレンジしたものも

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 アーティスト・Gatisari(ガティサリ)さんの個展「Freedom~自由とは」が現在、カフェバー&ゲストハウス「MINKA HOUSE」(松本市深志3、TEL 070-3778-1486)で開催されている。

 絵画を中心に14点を展示する。薄い板に描いた絵画には、それぞれタイトルと説明を付ける。「身軽に」は、人とスマートフォンなどが縄で縛られている様子を、「fly」はカラフルな羽が舞う中に子どもの姿を描いた。テーマを設けて友人や知人に撮影してもらったという写真も並ぶ。

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 ガティサリは、同店を経営する鈴木彩良さんのアーティストネーム。スペイン語で子猫を意味する「gatito」と自身の名前を組み合わせた。鈴木さんはペルー出身。「自分のルーツを知りたい」と18歳の時に、両親の出身地である日本へ来た。武蔵野美術大学へ入学するが、「自分のやりたいと思っていたこととは違う」と中退し、ニューヨークへ。その後、ペルーに戻り、デザイナーとして活動していた。2013(平成25)年に再び来日。勤務していた三重県の旅館で諏訪市出身の森田新さんと出会ったことがきっかけで、昨年5月に2人で同店を開業した。

 絵以外にも、木彫、粘土、服飾、立体作品や空間デザインなどさまざまなものを手掛ける鈴木さん。「アートは伝えるための手段。自由というのは大きなテーマだが、これまでの経験や今、感じていることを伝えたい」と話す。

 コロナ禍で思うような運営ができない日々が続くが、「自分自身と向き合う時間ができた」と前向きに捉え、展示のために2週間ほどで作品を描き上げた。ゲストハウスを始めて、「ここを、自分の居場所だと思ってくれる人が増えてきているのがうれしい。いろいろな人と話すことで学ぶことも多い」と鈴木さん。学ぶことで、表現の幅が広がっているという。「まだまだ勉強したいことがたくさんある。新たな言語やデジタルアートにも挑戦したい。もっと引き出しを増やしていければ」とも。

 作品は全て販売する。価格は3,000円~。営業時間は11時30分~16時。火曜~木曜定休。9月12日まで。

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