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松本・中町のギャラリーで吹きガラス展 カラフルな器、主役にも脇役にも

使い勝手の良い器が並ぶ

使い勝手の良い器が並ぶ

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 ガラス作家・村松学さんによる個展「村松学 吹きガラス展」が現在、松本・中町のギャラリー「工藝(こうげい)マエストロ」(松本市中央3、TEL 0263-33-7895)で開催されている。

カラフルな花器やオーダーで制作した小鉢も

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 グラスや皿、鉢、ピッチャーのほか、花器など約80点を展示する。グラスは冷茶用やぐい飲み、ワイングラスなどさまざまなタイプを展開。イタリア料理店からのオーダーで制作したという「冷スープ小鉢」は、茶色とオレンジの中間のような色合いで、そろいの皿も用意する。

 色を使ったガラスも多く、淡い色のものをはじめ、赤、墨色など鮮やかな色のものも並ぶ。水色と金色、深い緑と透明などを組み合わせて、縁だけ違う色で仕上げた鉢も。特に花器はカラフルで、赤、青、緑など鮮やかなものや、グラデーションになっているものもある。同ギャラリーの宮原史帆さんは「色があることで遊び心を感じられる。濃い色の器でも、料理を盛ると意外と映える」と話す。

 村松さんは1967(昭和42)年、島根県松江市生まれ。故・舩木倭帆さんに従事した後、2005(平成17)年、広島県福山市で独立して築炉した。同ギャラリーでは近年、定期的に個展を開催。今年は当初、ゴールデンウイークに合わせて予定していたが、新型コロナウイルスの影響で延期になっていた。「毎年、楽しみにしている方も多いので、開催できて良かった」と宮原さん。

 村松さんは多作で、夏以外は火をたいて作り続けている。吹きガラスだが個体差が少なく、縁に厚みを持たせて欠けにくくするなど、使い勝手の良さを考慮した工夫も施されている。宮原さんは「主役にも脇役にもなるので、コーディネートの幅が広がる。見て触れて、手仕事の良さを感じてもらえれば」と笑顔を見せる。

 価格は、グラス=2,420円~、鉢、皿=2,970円~など。営業時間は10時~18時。8月30日まで。

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