カジュアルバー「HOME BAR SALT inn」(松本市中央1)が7月14日、松本パルコ隣の大治ビル2階にオープンした。
場所は、肉バル「肉食男女」隣で、「伊勢町サワー」跡を居抜きで使う。店内は、モノトーンをベースに落ち着いた雰囲気。カウンターの後ろが一面ガラスになっており、天井から下げた電球型の照明が映り込む。テーブルの上にはランタンも飾る。席数はテーブルとカウンターで25席。
アルコールは、ビール、ウイスキー、日本酒、焼酎、ワインなどを取りそろえる。サワー類は「漬け込み!グレープフルーツサワー」や「初夏のブルーベリーサワー」(以上650円)など季節に合わせたものも提供。ドリンクがメインで、フード類はナッツやチョコレート、スナックなどを用意する。
松本・寿北の「TASTY VILLAGE SALT inn(テイスティビレッジ ソルトイン)」や、女鳥羽川沿いの食堂カフェ「ローカル食堂」を手掛けた関森康男さんが開業。関森さんは、「マツモトばる」や「matsumoto Mt.BARU」の立ち上げに携わった経験もあり、「ソルトインは昼間の営業だったので、ずっと、バーもやりたいという気持ちがあった」と話す。イメージしたのは、家の中に設けるホームバー。「おなかはいっぱいだけどもう少し飲みたい、というときに行ける場所が自分でも欲しいと思っていた。自分と同世代やその下、20~30代の人たちが安心して気軽に足を運べる場所にしたい」
「ソルトイン」は新型コロナウイルスの影響で、今シーズンの営業は断念。「このご時世なので、なるべく安心して楽しんでもらえるように」と、10人以上で、料理を用意した貸し切りにも対応するなど柔軟な対応を心掛けているという。関森さんは「自分にとっては松本で久しぶりの夜営業になる。大声で『来てください』とは言えない状況なのが切ないが、それでも心機一転、頑張りたい。ソルトインとして、家に招くような、温かい感じのバーにしていければ」と意気込む。
営業時間は20時~翌1時ごろ。木曜定休。