電算印刷(松本市筑摩1)が王滝(笹賀)との料理デリバリー事業「出前Agent(エージェント)」を6月1日、開始した。
松本・白板の「寿司処(すしどころ) おおたき総本店」の商品をデリバリーする。昼間(11時30分~14時)は電算印刷が、夕方~夜間(14時~21時30分、最終受け付けは20時)は王滝が配達を担当。配達範囲はJR松本駅周辺から6キロ圏内で、配達費は無料。注文は電話で受け付ける。
新たな地域貢献、企業連携の取り組みとして、電算印刷とまちづくりコンサルタント「REV・MO」(大手3)が「デリ・ラボポロジェクト」を立ち上げて実施する。デリ・ラボプロジェクト代表で電算印刷の山崎悠さんは、「飲食業界の新たな需要を生み出すことで、地域の活性化につながれば」と話す。
コロナ禍で飲食業が大きな打撃を受ける中、山崎さんが「まつもとMISOさんぽ」などのイベントを一緒に手掛けた王滝の永瀬篤専務に「何かサポートができないか」と持ち掛けたのは5月初め。「会社の営業車を使う機会が減っていたので、それを活用する形でデリバリーをすることを考えた」と山崎さん。
期間は6月30日までを予定。その後は状況や反応を見ながら、あらためて方法を考えていくという。「まずは配達を無料ですることから始めて、どのような需要があるのかを見ながら今後の展開を考えたい」と山崎さん。
問い合わせは「デリ・ラボプロジェクト」(TEL 090-2140-8797)まで。