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松本市内で料理宅配サービス タクシー会社2社、それぞれ飲食店などと連携

松本市内でスタートした2つのタクシーデリバリー

松本市内でスタートした2つのタクシーデリバリー

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 新型コロナウイルス感染拡大の影響を受けテークアウト需要が増える中、松本市内で飲食店の料理をタクシーが宅配する2つのサービスが、5月1日から始まっている。

広域松本圏で飲食店のテークアウト&デリバリー情報を発信しているサイトまとめ

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 「アルピコタクシー」(松本市南松本1)は、テークアウトできる店舗を紹介する「城町バルTOGO」と連携。市内24店舗の商品を、松本駅から半径約4キロのエリアに、500円で配送する。受付時間(10時30分~14時、16時~19時)内に、参加店舗に電話で注文し、受け取り希望時間を伝える。料金はタクシー運転手に支払う。

 アルピコホールディングス経営企画部担当者は「『城町バルTOGO』の取り組みを知り、何か一緒にできるのではと考えた。反応も良く、平均して1日10件ほどの利用がある」と話す。当初、有償貨物運送の許可は5月13日までだったが、9月30日まで延長。今後は内容を見直しながら、サービス拡充を目指す。「地域の飲食店の飲食店の活性化につながれば。運転手は万全な衛生体制を取って配達するので、気軽に利用してほしい」と担当者。

 松本サマーフェストや信州ワインサミットを企画・運営する「松本ユナイテッド」(内田)は、「ONE MATSUMOTOプロジェクト」を立ち上げ、さまざまな取り組みを実施。その一つとして、「メトバタクシー」(浅間温泉2)と連携して「グルタク」をスタートした。

 参加店に電話をして、商品を注文。その後、メトバタクシーに電話をして飲食店名と商品の受取時間を伝えてタクシーの手配を行う。会計は、受取時に商品代金とタクシー料金を運転手に支払う。配達料金は、JR松本駅周辺の飲食店を起点に3キロ以内=500円~。10キロ以内で対応する。現在、参加店舗は8店で、ウェブサイトでメニューなどを確認できる。

 同プロジェクトでは、手作りの「まつもと中町マスク」(1枚600円~)の販売も開始。中町の「café SENRI」(中央2)と塩尻市の「道の駅 小坂田公園」の売店で扱う。プロジェクト代表の山村和永さんは「新型コロナウイルス収束後に、活気あふれる地域を取り戻せるように、さまざまな活動を展開していきたい。人・もの・お金をつなぐことで、地域を守ることができれば」と話す。

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