母親と子どもが楽しめるイベント「ママフェスまつもと」の実行委員会が現在、「こどもたちの未来デザインコンテスト」の作品を募集している。
5つのテーマから選んで応募する。テーマは、「家族が仲良くなりすぎちゃう未来の家」「毎日食べてもお母さんから怒られないおやつ」「どこにでも行ける未来の車」「どんな人でも笑顔になれる、幸せな結婚式」「どんな公園がほしい?君がしたい遊び」。絵、作文、ブロック、工作、ダンス、写真、動画、音楽など形式は自由。応募資格は長野県内在住の小学校6年生まで。一人何点でも可。
「ぼくらの未来デザイン大賞」には、3万円分の図書券と記念品を贈呈。ほかに、各テーマの大賞と、チャレンジ賞を用意する。ほかに、「ママチャレンジ枠」も設け、一人で、または子どもと一緒に取り組んだ作品も受け付ける。
ママフェスは2018(平成30)年6月に初開催。市内の複数の施設でイベントを行うフェスのほか、他のイベントのコラボ企画、企業向けのマーケティングやプロモーションのサポートなど、さまざまな活動を行っている。当初、6月にフェスの開催を予定していたが、新型コロナウイルス感染拡大の影響で、3月に中止を決定した。代表の今関尚子さんは「この時期に、私たちがこの地域で担うべきことは何かを考えた」と話す。
休校で、友達と会えず、遊び場も失い、家の中で過ごす日々が続いている子どもたちに向け、スピード感を優先して企画を立ち上げた。「3月は早めの春休みと割り切れたが、4月に入ると家での過ごし方に困っているという人も多かった。家の中で、子どもたちが家族と一緒にワクワクしながら未来のことを考える前向きな時間になれば」
現在、約200件の応募があるという。「子どもたちのアイデアと力強い発想に励まされている」と今関さん。「いろいろなものが再定義されていく中で、良い変化の兆しもあるはず。それを見つけて、伝えて、前向きに過ごすことができれば、この先起こるかもしれない困難にも強く立ち向かえるのではないか」と力を込める。
応募はメール、ファクス、郵送、SNSで受け付ける。締め切りは6月14日(郵送は必着)。