松本市内の飲食店有志らが、新型コロナウイルスの影響を受けている地元飲食店を応援しようと、終息後に使える「マツモトノミライチケット」を販売している。
広域松本圏で飲食店のテークアウト&デリバリー情報を発信しているサイトまとめ
3,000円(食事券3,300円分)、5,000円(同5,500円分)、1万円(同1万2,000円分)の3種類と、1,000円の「応援チケット」(食事券500円分と残りは飲食店支援のための寄付)を用意する。サイトに企業ロゴなどを掲載する「スポンサーチケット」もあり、全てオンラインで購入ができる。
チケットは、外出自粛期間終了後に利用可能で、当初6月1日からとしていたが、緊急事態宣言の延長を受けて7月1日からに変更した。参加店の募集期間も延長し、5月29日まで行う。「応援チケット」で集まった寄付分については、利用開始前に分配できるように調整するという。
参加店は現在、松本市内の34店舗。「購入金額の1~2割を足した分が食事券になるが、寄付などで飲食店の負担をなくすようにしたい」とマツモトノミライチケット実行委員会委員長の永瀬篤さん。
3月に行われた松本市長選挙の投票率アップを目的としたキャンペーンを展開していた「マツモトノミライ実行委員会」に、永瀬さんが「ウェブを使って飲食店を支援するチケットを販売できないか」と声を掛け、4月上旬にサイトを開設。これまでに123万1,000円分を販売した。目標金額は500万円。
サイトは「松本エールプロジェクト」と題して、テークアウト商品を共有する「#松本エール飯」の情報も掲載する。「地元の飲食店を応援する取り組みをしていきたい。街の活気を取り戻す準備だと考えて、協力していただければ」と呼び掛ける。