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松本の印刷会社がウェブマガジン テークアウト情報や幅広い企画で飲食店支援

「雑誌」の形式にこだわった。「雑誌は人格を持ち、哲学や思想を伝える力があると思っている」と藤原さん

「雑誌」の形式にこだわった。「雑誌は人格を持ち、哲学や思想を伝える力があると思っている」と藤原さん

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 松本の印刷会社「藤原印刷」(松本市新橋7、TEL 0263-33-5092)が、松本市内のテークアウト情報を発信するウェブマガジン「to go MATSUMOTO」を4月17日、公開した。

広域松本圏で飲食店のテークアウト&デリバリー情報を発信しているサイトまとめ

 第1弾として、市内14店舗のテークアウトできる商品や店の情報を紹介する。「応援者」からのコメントも掲載。店の思い出や店主へのリスペクト、エールなどが寄せられている。同社経営企画室の藤原隆充さんは「町の皆でお店を支える仕組みを作りたかった」と話す。

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 きっかけとなったのは、山梨県内のテークアウト情報を紹介する「to go YAMANASHI」。藤原さんが知ったのは4月に入ったばかりの頃だったという。「最初は、松本ではまだそんなにテークアウトは広がっていないと感じていた」。次第に、テークアウトを始める店が増え、情報を発信するウェブサイトも目にするようになり、会社のネットワークを生かした取り組みを考えるようになった。「印刷会社は、幅広い業種の地域の会社とつながりがあり、さまざまな情報が集積する。読む人に飽きさせないように、編集的な視点で、継続的に発信することができると思った」

 現在、「八幡屋磯五郎」(長野市)とコラボして、超大辛(通常の一味の3倍ほどの辛さ)の「バードアイ」を使ったテークアウト商品を販売する企画や、物流業者や農産物の生産者などが共同で配送するシステムと連携した企画などを進めている。「飲食店の売り上げが減ると、食材が余ってくる。卸値で仕入れてもらえるようにすれば、より手頃な値段で商品を提供することもでき、購入者も増えるはず」と藤原さん。

 公開日に開設したインスタグラムのフォロワーは、1300人を突破。5月1日には、第2弾として14店舗の情報を追加する。今後は、食や美容についてのコンテンツなども増やし、テークアウト情報以外も充実させていくという。「目指すのは、食と町の店をテーマにしたマガジン。町の人の声も聞きながら、ライフスタイルの変化に合わせた情報を届けることができれば」と藤原さん。「継続的に発信することで、常に飽きさせない情報提供をしていきたい」とも。

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