
松本市内は3月29日未明から雪が降り続き、国宝・松本城(松本市丸の内)では28日に開花した桜に雪が積もった。
28日夜から降り始めた雨が、未明から雪交じりになり、昼過ぎまで降り続いた。12センチの積雪は、この冬一番。春先に多い、重く湿り気のある「カミ雪」で、雪かきをする人からは「重くて大変」という声も。
現在、松本城では、新型コロナウイルス感染拡大の影響で、天守の公開を中止している。公園内や本丸庭園などでは、雪が積もった様子を撮影する人の姿も見られた。
28日の開花は昨年より10日早く、1953(昭和28)年の観測開始以来、最も早い。外堀など周辺はまだ咲き始めの状態。本丸庭園内のシダレザクラやヤエザクラ、ヒガンザクラは見頃を迎えている。
天守の公開中止の間は、本丸庭園を無料開放しているが、恒例の夜桜会は中止。松本城外堀沿いの桜並木と女鳥羽川の千歳橋から女鳥羽橋までの左岸をライトアップする「国宝松本城桜並木光の回廊」は、31日から開催する。点灯時間は18時30分~21時(金曜・土曜は22時まで)。4月7日まで。