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松本で学生向けサービス「学割カエルパ!」 信大生有志が企画、80店舗で

頭ががま口になったカエルが描かれた黄色いステッカーが目印

頭ががま口になったカエルが描かれた黄色いステッカーが目印

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 松本市内の飲食店など約80店舗で、高校生や大学生、専門学校生らが割引やサービスなどを受けられる「学割でおトクにかえるパスポート(学割カエルパ!)」が、3月1日にスタートした。

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 協賛店で学生証を提示すると、ドリンクサービスや割引などの特典を受けることができる。市街地の飲食店や雑貨店、「イオンモール松本」内の専門店を含め約80店舗が参加する。協賛店は、頭ががま口になったカエルが描かれた黄色いステッカーが目印。観光や修学旅行で訪れる学生も対象になる。

 信州大の学生有志と市職員でつくる「松本をもっとよくしようプロジェクト(まつもっと)」が企画。昨年7月にプロジェクトを立ち上げた。当初は、7~8割が県外からの移住だという信大生の住民登録について考えるところから始まったという。市民課市民担当の坂上浩美さんは「学生からは『住民票を移してもメリットがない』という話があった。学生に、松本で暮らす良さを伝えることが必要だと考えるようになった」と振り返る。

 正しい住民登録を呼び掛けるために、大学に出張窓口を設けるなどの取り組みを行いつつ、それとは別に「学生に街の魅力を知ってもらう」取り組みとして準備を進めてきた。気軽に利用できるようにと、学生が既に持っている学生証でサービスが受けられるように工夫。松本商工会議所の協力も得ながら、学生たちが店舗を回り、協力を呼び掛けた。「学生が街に出ることで、さまざまなものと出会い、松本の良さを感じてもらえばうれしい。信大生は2年生になると県内各地に散らばるので、松本以外の地域にも広がっていけば」と坂上さん。

 協賛店は市のホームページで確認できる。

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