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松本で市長選へ向け「選挙へ行こう」キャンペーン 60超える店舗でサービス

投票を呼び掛ける実行委員長の増田さん(写真右)と副実行委員長の西澤さん

投票を呼び掛ける実行委員長の増田さん(写真右)と副実行委員長の西澤さん

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 松本市内の飲食店有志でつくる「マツモトノミライ実行委員会」は、松本市長選挙(3月15日投開票)の投票率アップを狙い、「マツモトノミライ×選挙へ行こう!」キャンペーンに取り組んでいる。

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 協力店に「投票記念カード」を持っていくとワンドリンクサービスや飲食代の割引などさまざまな特典を受けることができる。期間は3月15日~22日で、1店舗1回のみ。現在、市内の飲食店を中心に、雑貨店、自転車店、コワーキングスペースなど合わせて60店以上が協力店となっている。

 今回は、選挙権の年齢が18歳に引き下げられてから初めて実施される市長選。実行委員長を務める市内在住の会社員・増田春樹さんは、「投票率を上げるためには、若い世代にも関心を持ってもらう必要があると考えた」と特に若者へのアピールに力を入れる。ホームページやSNSを活用し、前回の市長選の投票率や、1992(平成4)年に「たった92票差」で市長が決まったことなども紹介している。

 今年に入り、増田さんが知人の飲食店経営者らと実行委員会を立ち上げた。「最初は10店舗くらいかなと思っていたが、どんどん増えていった。飲食店同士の横のつながりを感じた。単独ではなく、皆で一緒に取り組めるのは、松本の街ならではだと思う」と増田さん。

 新型コロナウイルスの感染拡大の影響で、飲食店の客足が減っていることもあり、「地域活性化の一助になれば」という思いもある。協力店の一つ、「the COURTYARD(コートヤード) by Mag」(松本市中央2)の西澤拓郎さんは「若いお客さんが多いので、市長選に関心を持つきっかけになれば。今は、街に人が少なくて寂しいので、キャンペーンを通じて足を運ぶ人が増えればうれしい」と話す。

 協力店の募集も行っている。締め切りは3月12日。問い合わせはホームページから受け付ける。

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